花粉症は健康への影響だけでなく、経済的損失も深刻なものであり、その被害額は推定5兆円に上るとされています。加えて、花粉症が仕事のパフォーマンスに影響を及ぼすと回答した人の割合は約8割にも達しています。

花粉症に対する一般的な治療法は、抗ヒスタミン薬やステロイド薬が主流です。しかし、これらの薬によって症状が改善されない場合、重症花粉症と考えられます。従来の標準治療が効果を示さない重症花粉症患者に対し、新たな治療法として『ゾレア®(一般名オマリズマブ)』の注射が選択肢として提供されています。

日本における重症花粉症による経済損失は、ゾレア®の投与によって約3分の1程度に軽減可能との報告もあります。

イーヘルスクリニック新宿院は、ゾレア注射を受けた患者に対するアンケート調査を実施しましたで、その結果を2024年2年に発表します。

調査概要
対象者: ゾレア®を1回~3回接種している患者20名
質問内容:
ゾレア®実施前と現状を比べた時の症状の改善度(0-10の11段階)
来年も実施したいか
花粉症で悩む家族や同僚に薦めたいか(0-10の11段階)

調査結果によれば、治療開始前の症状を10とした際の接種後の症状改善度を尋ねたところ、11人が「2以下」と回答し、効果を実感したと報告されました。また、85%の方が来年も接種を希望し、約60%の方が花粉症で困っている家族や同僚にゾレアを推奨したいと回答しました。

さらに、ゾレア®治療の効果として以下のようなコメントが寄せられました。
・寝れるようになった
・鼻水やくしゃみだけでなく、目のかゆみにも効果があった
・鼻詰まりのストレスがなくなった
・生活しやすくなった


ただし、ゾレア®はすべての患者に適した治療法ではありません。保険適用の条件には「重症または最重症の季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)で前シーズンでも重症な症状があった」「スギ花粉のアレルギー検査の結果が陽性だった」などが含まれます。ゾレア®は血中IgE濃度と体重に基づき投与量と投与間隔が決定され、薬剤費の自己負担額は3割負担の場合で1カ月あたり約4500~7万円となります。

「花粉症は我慢すればよい」という誤った考え方は改めるべきです。従来の治療が効果を示さない場合でも、新たな治療法が存在します。イーヘルスクリニック新宿院では、患者様一人一人に適した治療法を提供し、アレルギー検査や抗アレルギー薬の処方に加えて、ゾレア注射や舌下免疫療法にも積極的に取り組んでいます。さらに、オンライン診療や処方薬の便利な配達サービスも提供しています。
花粉症にお悩みの方は、どうぞ一度お気軽にご相談ください。


【イーヘルスクリニック新宿院】
所在地:東京都新宿区新宿2-6-4 新宿通東洋ビル 3F
院長:天野方一医師
HP:https://ehealthclinic.jp/
予約URL:https://clinics-app.com/clinic/61c58b45839df841a006fef3/reservation?method=visit
当院は予約制になっていますので、受診前に予約をお願いいたします。

【天野 方一】
医師/公衆衛生学修士(MPH)/博士(公衆衛生学)
イーヘルスクリニック新宿院 院長、帝京大学大学院公衆衛生学研究科非常勤講師、帝京大学ちば総合医療センター第三内科(腎臓内科)非常勤医師など

埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2016年より帝京大学大学院公衆衛生学研究科に入学し、2018年9月  よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2022年4月  東京都新宿区に「イーヘルスクリニック新宿院」を開院。複数企業の嘱託産業医としても勤務中。
日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。


参考文献
・The impact of omalizumab on paid and unpaid work productivity among severe Japanese cedar pollinosis (JCP) patients. 2024年2月3日(土)  

このプレスリリースを 
PDFでダウンロードする or QRコード印刷する


👤 発行者について

イーヘルスクリニック新宿院