映画『笑え』を含む「太田真博監督初期作品集」が5月25日  の1日限定で東京・シネマハウス大塚にて上映となる。このたびビジュアルが解禁され、同時に太田真博監督の最新作『エス』上映拡大へ向けたクラウドファンディングの詳細が明らかになった。

阪神淡路大震災をモチーフに人間のどうしようのない“おかしみ”を描いた本作。主人公の「舞台・阪神淡路大震災」の千秋楽を明日に控える舞台俳優・オオタを、若かりし滝藤賢一が好演している。撮影は2008年。滝藤が『クライマーズ・ハイ』や「半沢直樹」でブレイクする直前のことだ。

◇『笑え』予告編



「舞台・阪神淡路大震災」出演者の中で、ただひとり実際に1995年に被災している座長(社城貴司)と、当時の被災経験を持たないオオタら6人の俳優。両者の溝は稽古を重ね、各地で公演を催すごとに広がっていた。
この日はオオタの提案によって、両者が正面を切って向き合うことになる。7人が一晩中モメまくる様子は、さながら現代のあちこちに存在する分断の縮図のようでもある。オオタは明らかに面倒くさがりながらもい、粘り強く仲間たちとの対話を続ける。千秋楽を目前に、彼らは気持ちをひとつにできるのだろうか。

本作監督・太田真博は、自身の逮捕経験から着想した物語『エス』で2024年1月  に長編劇場公開デビュー。今回の無料上映は、太田の最新作『エス』の全国上映へ向けたクラウドファンディング開始を記念したものだ。
クラウドファンディングのリターンには、脚本家・大野敏哉(『不死身ラヴァーズ』『約束のネバーランド』)と太田の対談音声や、逮捕歴のある太田の書きおろし手記、本編へのクレジットなど多岐にわたる。詳細は以下のサイトで確認できる。

◇『エス』クラウドファンディングページ
https://motion-gallery.net/projects/s_eiga

『笑え』の主人公に限らず、太田映画には他者との関係を簡単にあきらめない人物が頻繁に登場する。太田は言う。
「どんな人とでも一瞬だったらわかり合えるんじゃないかというのが、僕が人間関係に持っている唯一の希望なんです。それすら不可能だとすれば、あまりにも寂しいなと。そこは信じて、作品を作り続けたいですね」

「太田真博監督 初期作品集」
日時:2024年5月25日(土)  14:30~
上映作品(上映順):
『ドリブラー』(45分/2006年/太田真博初監督作品)
『笑え』(43分/2008年/滝藤賢一主演/滝藤賢一主演/福井映画祭2008グランプリ)
『LADY GO』(25分/2009年/山形国際ムービーフェスティバル2010グランプリ)
※上映後、太田真博監督によるトークあり。
会場:シネマハウス大塚(JR大塚駅徒歩7分)
入場料:無料
予約・お問合せ:

(映画エス応援プロジェクト事務局)

※映画『エス』公式サイト
https://s-eiga.com/
にも詳細を随時アップ予定。

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エス応援プロジェクト事務局

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