2017年、埼玉県で起きた連続猫虐殺事件で逮捕された元税理士の男の裁判において、下された判決は動物愛護法違反・執行猶予4年というあまりにも虚仮威しの茶番であった。
日本中を震撼させた残虐極まりない事件であり、犯人に対して厳罰を求める嘆願書が全国から22万筆以上も集まったにもかかわらずである。
そんな実際の事件をモデルに、監督の怒りが反映された司法の矛盾に焦点を当てた問題作『彷徨う魂』(92分/2021/日本映画)が
今月末の2022年5月26日(木)  、27日(金)、30日(月)の3日間、代官山シアターギルドで上映される。
https://theaterguild.co/movie/detail/drifting_soul/

ストーリーは、写真家兼トラック運転手の坂崎陽平と大学講師である公務員の妻、由美は雨が降りしきる夏の日に捨て猫を拾った。「喜雨」と名付けられたその猫は、愛情たっぷりに育てられた。陽平の夢であった猫の写真個展も成功に終わり、幸せを噛み締めていたところ、喜雨は坂崎家のわずかな隙間から出て行ってしまう。喜雨の捜索が続けられて数日経ったある日、陽平と由美は隣町で野良猫の虐待事件があったと知る。後日、虐待犯は逮捕された。喜雨の安否を確かめたい陽平は犯行現場の廃屋を特定し、現場で喜雨の首輪を見つけ、悲しみと怒りに身体を震わせる。一方、逮捕された男は「動物愛護法違反」の軽犯罪扱いで、執行猶予処分になり自由の身に。さまざまな感情が渦巻く陽平は、運送の仕事で事故を起こしてしまい、由美も心労が祟って精神のバランスを崩す。そんな時、陽平は隣町で何食わぬ顔で暮らす犯人を目撃するのだが・・・。
公式サイト http://www.adg-theater.com/drifting_soul/
主演:杉本凌士 山野はるみ 剛州 高山陽平 礒部泰宏
監督:北田直俊 脚本:大春ハルオ 撮影:白石みち 音楽:坂本弘道

■スケジュール(3日共)
14:30-15:00 開場・ドリンクタイム
15:00-16:32 上映『彷徨う魂』
-17:00 閉館

●北田監督は3日間共に劇場に居ますので、ご鑑賞後の質疑はご遠慮なくお伺いください。
(本年度完成予定の長編劇映画『佇むモンスター』の出演者・スタッフも募集中!)

また、この映画の姉妹編でもあるドキュメンタリー映画『動物愛護法』も今月23日と24日に衆議院第二議員会館にて上映が開催される。https://note.com/asiandogs/n/ncc259979e435

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