Linux の成長促進に取り組むグローバルな非営利団体である The Linux Foundation (略称: LF) は、トヨタ自動車株式会社(以下 トヨタ)が新メンバーとして参加したことを発表しました。

自動車業界が大きく変わろうとしています。自動車メーカーは、新しい技術を使用して、家庭やオフィスのようなネットワーク環境を車内でも利用したいという消費者の期待に応えようとしており、ダッシュボードから車内インフォテイメントまで、今や自動車は最新の「走るワイヤレス機器」になりつつあります。
また Linux OS は、車をはじめとする世界中のデバイス ネットワークをつなぐ共通プラットフォームを提供しています。自動車メーカーとパートナー各社は、最新技術を用いた機能を速やかに商品化するために、オープン ソース OSであるLinux の柔軟性を必要としています。

トヨタは、ゴールド メンバーとして The Linux Foundation に参画することでLinux への投資を最大限に高め、自動車エコシステム全体のオープン イノベーションを推進していく意向です。

トヨタ自動車株式会社 第1電子開発部 主査の村田 賢一 氏は、次のように述べています。
「Linuxは、車載情報機器や車載通信に対する我々のお客様の期待に応えていくための進化に必要な柔軟性と成熟したテクノロジとを兼ね備えていると考えております。The Linux Foundation は、進化を加速するオープン イノベーションのもとで、世界の優れた技術企業と協力できる中立なフォーラムを提供してくれます。」

また、The Linux Foundation のエグゼクティブ ディレクターである Jim Zemlin (ジム・ゼムリン)は、次のように述べています。
「トヨタの参画を心から歓迎します。同社のリーダーシップと実績あるイノベーションは、Linux の発展に大きく貢献するでしょう。トヨタの Linux 支持は、Linux OS の遍在性と、最新の市場要件への対応能力とを証明するものです。」


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The Linux Foundation

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