011年05月02日  、株式会社環境衛生研究所(代表取締役 宮本忠 http://kankyoueisei.jp)は、『特殊培土 団粒土』(特許申請中 【公開番号】特開2010-47658(P2010-47658A))が東北大震災で被災した畑や水田の塩害対策に効果を発揮することを発表した。
団粒土とは、森の中で堆積した落ち葉や根といった有機物が長い年月をかけて動物、昆虫、ミミズ、微生物、バクテリア菌によって分解され、菌類の菌糸や生物が作り出す粘着物質で結びつけられ、小さな団子状の固まりとなった土。この団子状の構造を『団粒構造』と呼び、粒の中に水がしみ込むと抜けにくいが、粒と粒の隙間はとても広いため水が流れやすい構造となる。また、団粒土は、空気の通り道が多いため通気性が良く、バクテリア菌の住まいとなる小さい穴を複数持つ。このように自然界に存在する団粒土は、水はけが良く、水もちが良いといった矛盾した自然の合理性を持ち、かつ、通気性に加え、栄養も蓄えやすいといった、植物にとって理想的な土である。しかし、自然界の団粒土は、壊れやすいため長持ちせず、土壌改良するためには長い年月を必要とするため、採取地と採取量の確保が難しいといった大きな課題を抱えている。
株式会社環境衛生研究所が発表した『特殊培土 団粒土』は、豪雨でも水に溶解せず、壊れにくい特性を持ち、団粒土の欠点を克服することに成功した。この『特殊培土 団粒土』は、もみ殻や草、花、木を実質的に無酸素状態化で400℃から1200℃で焼成したものを径がナノレベルになるように粉砕した炭素(ナノレベルカーボン/KMKカーボン)と、貝化石を400℃から800℃で加熱して径がナノレベルになうように粉砕してグルテンを50℃から95℃に加熱して混合した固形化剤(ダンゲン3000)を利用して、イオン化結合の力で畑や水田の土を団粒化する技術をもちいた商品。このナノレベルカーボンとダンゲン3000は、九州大学大学院 農学博士 特任教授 金澤晋二郎氏 ([論文]『悪臭を除去及び重金属成分を封じ込めて 減退する無害化安定効果』)によって塩害物質や重金属(ストロンチウム等)や悪臭をイオン化結合で封じ込める働きをし、土壌内の有害物質を無害化することが技術認証されており、被災した畑や水田の土壌改良に効果が期待でき、ひいては将来の農作物の育成のためにも良い。土壌に、ナノレベルカーボン液(KMKカーボン)とダンゲン3000を少量散布し、トラクターで耕運するだけで『特殊培土 団粒土』化することができるため、大量の水を必要せず梅雨時期の雨水で十分こと足りるため、灌漑設備の整っていない場所においても導入が可能である。

問合せ先
株式会社環境衛生研究所
担当:風間郁也
北海道札幌市白石区東札幌3条2-1-5
コーユーハイデンス613
TEL 0118187747
FAX 0118187748


技術認証 [論文]『悪臭を除去及び重金属成分を封じ込めて 減退する無害化安定効果』
九州大学大学院 特任教授 農学博士 金澤晋二郎氏

国が行なおうとしている石灰による塩害対策と株式会社環境衛生研究所が発表した特殊培土『団粒土』による塩害対策の実験結果を公開中(http://kankyoueisei.jp)

2011/05/10 17:15 TVh道新ニュース(テレビ北海道) 『特殊培土を被災地の塩害対策に』放送

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