2026/01/24 22:37
教育・研究エンジニア
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は岡山県里庄町に本社を置く洋菓子メーカー・株式会社サンラヴィアンと、製品のカーボンフットプリント(CFP=Carbon Footprint of Products:製品のライフサイクル全体における温室効果ガス排出量)を切り口とした企業ブランド価値向上に関する共同研究を、2025年12月 より開始しました。
同社は、フルーツケーキやベルギーワッフル、国内シェアNo.1(※同社調べ)を誇る手作りデコレーション用スポンジケーキなどを製造・販売する洋菓子メーカーで、岡山県里庄町に2つの工場を構えています。「キチンとした商品を、キチンとあつらえ、キチンとお届けする」という理念のもと、品質へのこだわりに加え、環境や社会課題への対応にも積極的に取り組んでいます。
本共同研究は、CFPを活用し、企業や製品の環境価値を定量的に示すことで、それがブランド評価や消費者の受け止め方にどのような影響を与えるかを明らかにすることを目的としています。CFPについて、学術研究院社会文化科学学域の天王寺谷達将准教授は「CFPは気候変動の問題に対処するための有力な手法である一方、中小企業にとっては算定のハードルが高いのも事実であり、その効果が明らかになれば状況は変わり得る。本研究では企業ブランディングの観点からCFP算定の意義を幅広く捉え、社会に資する知見として蓄積していきたい」と述べています。
本研究は、天王寺谷准教授の学術的指導のもと、社会人学生として本学大学院社会文化科学研究科博士前期課程在籍中でもある研究・イノベーション共創管理統括部産学連携課の舩倉隆央主査が中心となって進めています。舩倉主査は「CFPを単なる環境指標としてではなく、企業の取り組みや想いを社会にどう伝えるかというコミュニケーションの視点から再定義することが本研究の特徴であり、特に低CFP製品の表示方法については、消費者がその価値をどう受け止めるかが重要」と述べ、学生の視点も取り入れながら、企業側だけでは気づきにくい“伝わる表現”や“共感を生むデザイン”のあり方を検討していくとしています。
今後は、同社が製造・販売する約100製品を対象にCFP算定を行うとともに、低CFP製品への表示方法の検討、消費者や関係者へのインタビューを通じたブランド価値への影響分析などに取り組みます。あわせて、企業内でCFP算定を担える人材の育成と組織能力の向上にもつなげることを目指しています。
CFPは、これまで見えにくかった「環境価値」を数値として示し、経済性と環境配慮の両立を判断するための新たな指標となり得ます。本学は、本研究を通じて、スポンジケーキやベルギーワッフルといった同社の主力製品を起点にCFP算定を進め、そこで得られた知見や実践ノウハウを広く発信することで、同様の課題を抱える企業の取り組みにも資するモデルの構築を目指します。
岡山大学は、本共同研究を通じて、学術研究と企業実務をつなぐ産学連携の新たな形を創出し、地域企業の持続的な成長と脱炭素社会の実現に貢献していきます。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取り組みにご期待ください。
本情報は、2026年1月20日 に岡山大学から公開されました。
◆参 考
・株式会社サンラヴィアン
http://www.sunlavieen.co.jp/
・岡山大学研究・イノベーション共創機構
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学 学術研究院 社会文化科学学域(経済)天王寺谷達将准教授ゼミ
https://www.e.okayama-u.ac.jp/seminar/%E5%A4%A9%E7%8E%8B%E5%AF%BA%E8%B0%B7%E9%81%94%E5%B0%86%E3%82%BC%E3%83%9F/
◆参考情報
・【岡山大学】「カーボンフットプリントを起点とした価値創造ワーキンググループ (CFP Nexus WG)」第3回WGを開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003533.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学事務職員が岡山日経懇話会で講演~カーボンフットプリントを起点とした新たな価値創造について~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003457.000072793.html
・【岡山大学】CO₂を「見える化」せよ!岡山大学生と地域企業が挑むCO₂削減プロジェクトが始動
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003449.000072793.html
・【岡山大学】OI-Start 第2回「カーボンフットプリントを起点とした価値創造ワーキンググループ (CFP Nexus WG)」を開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003302.000072793.html
・【岡山大学】OI-Start「CFP Nexus WG」が発足-産学官金の連携でCFPから価値創出へ-
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003129.000072793.html
・【岡山大学】令和6年度地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業 最終報告会にて取り組みを発表 ~産官学金で中小企業の脱炭素経営を推進~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002897.000072793.html
・環境省「令和6年度地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業」に採択~産官学金で中小企業の脱炭素経営を推進~〔2024年7月 定例記者会見学長発表〕
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r6/press20240730-2.pdf
・【岡山大学】環境省「令和6年度地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業」に採択~産官学金で中小企業の脱炭素経営を推進~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002336.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学生による製品のCO2排出量可視化チャレンジ成果報告会を開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002889.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学第2回「企業のCO2排出量可視化を目的としたワークショップ」を開催~学生たちが工場を見学
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002567.000072793.html
◆本件お問い合わせ先
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部 副本部長 舩倉隆央
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
TEL:
E-mail:co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14997.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く
~https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は岡山県里庄町に本社を置く洋菓子メーカー・株式会社サンラヴィアンと、製品のカーボンフットプリント(CFP=Carbon Footprint of Products:製品のライフサイクル全体における温室効果ガス排出量)を切り口とした企業ブランド価値向上に関する共同研究を、2025年12月 より開始しました。
同社は、フルーツケーキやベルギーワッフル、国内シェアNo.1(※同社調べ)を誇る手作りデコレーション用スポンジケーキなどを製造・販売する洋菓子メーカーで、岡山県里庄町に2つの工場を構えています。「キチンとした商品を、キチンとあつらえ、キチンとお届けする」という理念のもと、品質へのこだわりに加え、環境や社会課題への対応にも積極的に取り組んでいます。
本共同研究は、CFPを活用し、企業や製品の環境価値を定量的に示すことで、それがブランド評価や消費者の受け止め方にどのような影響を与えるかを明らかにすることを目的としています。CFPについて、学術研究院社会文化科学学域の天王寺谷達将准教授は「CFPは気候変動の問題に対処するための有力な手法である一方、中小企業にとっては算定のハードルが高いのも事実であり、その効果が明らかになれば状況は変わり得る。本研究では企業ブランディングの観点からCFP算定の意義を幅広く捉え、社会に資する知見として蓄積していきたい」と述べています。
本研究は、天王寺谷准教授の学術的指導のもと、社会人学生として本学大学院社会文化科学研究科博士前期課程在籍中でもある研究・イノベーション共創管理統括部産学連携課の舩倉隆央主査が中心となって進めています。舩倉主査は「CFPを単なる環境指標としてではなく、企業の取り組みや想いを社会にどう伝えるかというコミュニケーションの視点から再定義することが本研究の特徴であり、特に低CFP製品の表示方法については、消費者がその価値をどう受け止めるかが重要」と述べ、学生の視点も取り入れながら、企業側だけでは気づきにくい“伝わる表現”や“共感を生むデザイン”のあり方を検討していくとしています。
今後は、同社が製造・販売する約100製品を対象にCFP算定を行うとともに、低CFP製品への表示方法の検討、消費者や関係者へのインタビューを通じたブランド価値への影響分析などに取り組みます。あわせて、企業内でCFP算定を担える人材の育成と組織能力の向上にもつなげることを目指しています。
CFPは、これまで見えにくかった「環境価値」を数値として示し、経済性と環境配慮の両立を判断するための新たな指標となり得ます。本学は、本研究を通じて、スポンジケーキやベルギーワッフルといった同社の主力製品を起点にCFP算定を進め、そこで得られた知見や実践ノウハウを広く発信することで、同様の課題を抱える企業の取り組みにも資するモデルの構築を目指します。
岡山大学は、本共同研究を通じて、学術研究と企業実務をつなぐ産学連携の新たな形を創出し、地域企業の持続的な成長と脱炭素社会の実現に貢献していきます。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取り組みにご期待ください。
本情報は、2026年1月20日 に岡山大学から公開されました。
◆参 考
・株式会社サンラヴィアン
http://www.sunlavieen.co.jp/
・岡山大学研究・イノベーション共創機構
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学 学術研究院 社会文化科学学域(経済)天王寺谷達将准教授ゼミ
https://www.e.okayama-u.ac.jp/seminar/%E5%A4%A9%E7%8E%8B%E5%AF%BA%E8%B0%B7%E9%81%94%E5%B0%86%E3%82%BC%E3%83%9F/
◆参考情報
・【岡山大学】「カーボンフットプリントを起点とした価値創造ワーキンググループ (CFP Nexus WG)」第3回WGを開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003533.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学事務職員が岡山日経懇話会で講演~カーボンフットプリントを起点とした新たな価値創造について~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003457.000072793.html
・【岡山大学】CO₂を「見える化」せよ!岡山大学生と地域企業が挑むCO₂削減プロジェクトが始動
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003449.000072793.html
・【岡山大学】OI-Start 第2回「カーボンフットプリントを起点とした価値創造ワーキンググループ (CFP Nexus WG)」を開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003302.000072793.html
・【岡山大学】OI-Start「CFP Nexus WG」が発足-産学官金の連携でCFPから価値創出へ-
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003129.000072793.html
・【岡山大学】令和6年度地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業 最終報告会にて取り組みを発表 ~産官学金で中小企業の脱炭素経営を推進~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002897.000072793.html
・環境省「令和6年度地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業」に採択~産官学金で中小企業の脱炭素経営を推進~〔2024年7月 定例記者会見学長発表〕
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r6/press20240730-2.pdf
・【岡山大学】環境省「令和6年度地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業」に採択~産官学金で中小企業の脱炭素経営を推進~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002336.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学生による製品のCO2排出量可視化チャレンジ成果報告会を開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002889.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学第2回「企業のCO2排出量可視化を目的としたワークショップ」を開催~学生たちが工場を見学
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002567.000072793.html
◆本件お問い合わせ先
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部 副本部長 舩倉隆央
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
TEL:

E-mail:co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14997.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く
~https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html


