中西製作所、「水素プロジェクト」始動 ～厨房業界に先駆けた取り組み「水素調理研究の実施」～

株式会社中西製作所（東証スタンダード：5941、本社：大阪市生野区、代表取締役社長：中西一真、以下、当社）は、この度水素調理の研究プロジェクトを立ち上げました。厨房業界に先駆けた取り組みとして水素を利用した研究開発に着手いたしますことを、2024年4月3日  にご報告いたします。※当社調べ
　当社は、以前より酪農学園大学と過熱水蒸気の共同研究に取り組んでおり、過熱水蒸気を用いた連続式過熱水蒸気調理機「SVロースター」や卓上型過熱水蒸気オーブン「DEECO」を開発・製造しています。これまで培ったノウハウを発揮し、さらなる技術開発に努めてまいります。
また、全国の厨房設計・施工を手掛ける当社が水素調理機の開発に着手することにより、厨房業界の脱炭素社会化へ向けた潮流作りを目指します。水素の新たな使用シーンとして、厨房における利活用を創出し、新たな食文化や食体験の提供に寄与します。

■水素調理について
　水素の燃焼温度そのものが高く、燃焼の際に酸素と結合して水（水蒸気）が発生する水素燃焼の特徴を生かし、食材表面をカリッと中はジューシーに調理することができる新たな調理方法です。燃焼の際、二酸化炭素を発生させないため、環境にやさしく、かつ無臭であるためガス等の調理に比べ食材本来の香りや味を保持できるメリットがあります。

■調理向け専用水素バーナーを用いた水素燃焼調理機を開発
　水素プロジェクトを皮切りとして、水素燃焼調理機の開発を開始いたしました。当社発案の下、協力企業である株式会社ヒートエナジーテック様（代表取締役社長：村田陽一様）にて開発した専用水素バーナーと、当社が持つ厨房ノウハウを掛け合わせた水素燃焼調理機となります。

●株式会社ヒートエナジーテック様について（https://heatenergytech.co.jp/）
　熱処理・熱設備製品の開発製造やメンテナンスを行う総合プラントメーカー。電気とガスを生かしたハイブリッド商品の提供や、水素をはじめとした新エネルギー製品の開発を行っています。自社生産を中心に全国メンテナンス体制が整っており、省エネ・省二酸化炭素技術や熱設備全般における技術提案力が高いと評価されています。

●株式会社中西製作所について（https://www.nakanishi.co.jp/）
　戦後復興期にミルク給食用のアルミ食器などの調理器具を販売する事業から始まり、今日では大量調理機器を製造・販売する会社として、全国の給食センターや給食室の「設計」「施工」「開設支援」を行っています。2022年4月  には、国内では貴重な「社員の子どもの学校給食費を会社が支給する制度」を導入し、少子化対策や次世代育成といった社会的課題の解決へも積極的に取り組んでいます。

＜本件に関するお問い合せ先＞
株式会社中西製作所　営業企画部広報課
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