一般財団法人AVCC(所在地:東京都千代田区 理事長:久保田了司)は、高齢者が抱える生きづらさ・デジタル格差を明らかにし、生活の質の向上や地域社会で生きがいを持って暮らすための方策を検討するために独自アンケートを行い考察を発表しました。

◆デジタルツールのアクセス性や使いやすさ、デジタルリテラシーの向上が必要
 アンケート結果によると、高齢者の22%が情報収集や行政手続きの支援を必要としていることが明らかになりました。また、情報収集やコミュニケーションにデジタルツールを「使ったことがない」と回答した高齢者が35%、サポートの不足が原因で「使いたいができない」と感じている高齢者が9%に上ります。一方で、デジタルツールを活用している高齢者も46%おり、高齢者の中でもデジタル格差が広がっています。

本資料をご覧いただいた自治体職員の方から「スマホ教室など高齢者のデジタルリテラシー向上の取組みを行っているが、高齢者間でもリテラシーに差がある。またデジタルを必要としていない方々にどのように有効性を伝えていくのか等、単独の部署で一元的に解決することは難しい。本資料は非常に有用なデータと思われる。」という感想を頂きました。

◆アンケートの概要
・目的:本アンケートは、以下の三点について明らかにすることを目指しました。
高齢者の「生きづらさ」の現状
コミュニケーションとデジタルツールの活用における課題
地域社会での高齢者の役割とその課題
・対象: 65歳以上の高齢者、高齢者世帯、および独居高齢者
・期間: 2023年11月3日  から2024年1月4日  
・方法: 自記および支援者による聴き取り(設問20問)
・回答数: 175人(聴き取り35人、オンライン80人、紙95人)
・主な回答協力依頼先:
岩手県大船渡市 居場所ハウス URL https://ibasho-house.jimdofree.com/
鹿児島県鹿屋市串良町柳谷集落(やねだん) URL https://www.yanedan.com/
霞が関ナレッジスクエア(KK²)Web会員
山梨県北杜市の有志、縁者の皆様、AVCC職員
 ご協力いただいた全ての方々に厚く御礼申し上げます。

◆アンケート集計データの公開について
 アンケート集計データは以下のWebサイトで公開をしています
「[超高齢社会×デジタル社会]アンケート集計と考察」(PDF 3.03MB)
https://www.kk2.ne.jp/data/kk2/pdf/report/digital-society-anq-20240130.pdf

【本件に関する問い合わせ】
一般財団法人AVCC 霞が関ナレッジスクエア(KK²)事務局 担当者:山田
住所:東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート 西館ショップ&レストラン3F
TEL: メール:
URL:一般財団法人AVCC https://www.avcc.or.jp/
   霞が関ナレッジスクエア(KK²) https://www.kk2.ne.jp/
※デジタル公民館🄬「霞が関ナレッジスクエア」はAVCCの公益目的事業として運営しています。

以上

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霞が関ナレッジスクエア