ひと昔前までは、一般的に家事・育児は「女性の仕事」とされていましたが、女性の社会進出が進んだこともあり、家事や育児を分担して行う夫婦も増えているようです。



そこで今回は、株式会社ネクストレベル(本社所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:田中大洋)が運営する縁結び大学(https://jsbs2012.jp/date/)では、既婚男女394名に家庭内での家事や育児の分担はどうなっているのか、また分担に満足しているのかを聞き、2023年11月1日  に公開しました。



家事と育児は誰がすべき?男女ともに半数以上が「夫婦で相談して分担するもの」と回答





家事や育児について、男性193名・女性201名に「誰が担当するべきものか」を聞いてみました。結果は上のグラフの通り、男性54.4%、女性64.1%が「家事や育児は夫婦で相談して分担するべき」と回答しました。



男性は2位と3位が僅差で、「男女で半分ずつ分担」が22.8%、「女性がやるべき」が20.8%。女性は2位と3位の順位が男性と逆で、「女性がやるべき」が23.9%、「男女で半分ずつ分担」が10.0%という結果になりました。



多くの人が家事・育児の分担は、性別で分けるのではなく「夫婦で相談をして分担するのが良い」と考えていることがわかりました。理由を聞いてみると…



【家事・育児は夫婦で分担すべき、という意見】

得意不得意、好き嫌いもあるから、相談してお互いに納得した形で行うべきである。(男性・40代/沖縄)

共働きであれば、お互いに仕事とプライベートの時間は限られるはず。どちらかだけが分担するという意味が分からない。女性だから家事をするという時代はとっくの昔に終わっているはず。(女性・40代/青森)

夫婦共働きが基本な世の中だと思います。子どもがいるかどうかや、夫婦の仕事の帰宅時間なども影響するかもしれませんが、基本的には誰がこれをやるべき、というのはもはやないと思います。(男性・30代/静岡)

今現在子どもはまだ父親よりも母親を必要としているので私は仕事をしていない。なので家事・育児は主に自分の仕事だと思っている。夫婦によってバランスがあると思うので相談して決めれば良いと思う。(女性・40代/大阪)



皆さんの意見から、家庭によってお子さんやお互いの仕事の有無などが異なることから、家庭の状況に合わせて夫婦で相談して決めるのが良いと考えていることがわかりました。



50代以上の男性は「女性がやるべき」が30.1%



家事・育児を誰が担うべきかの回答を年代と性別ごとに集計してみると、年代の高い男性ほど「家事や育児は女性がすべき」と考える人が多い傾向が見られました。



【家事・育児は女性がすべきという男性の口コミ】

男性は外でお金を稼いできて女性は家のことをするのが基本と考えています。(男性・60代/鹿児島)

特に決まっている訳ではないが、古来、男は外で働き、女は家庭を守るのが一般的である。(男性・50代/静岡)

どうしても子どもが母になつくので、女性は家にいて、家事をして子どもといて欲しい。(男性・50代/大阪)

定年退職するまでは、男は外でメインの仕事をやっているから、家事などは基本的に女性がやるものと考えていた。ただ、定年退職した後の会社勤めは、それまでよりも仕事上の制約などが少ないので、夫婦で相談して分担していこうかと考え始めている。(男性・60代/神奈川)



令和となり時代は変わりつつありますが、とくに専業主婦の妻がいる男性には「家事・育児は女性が行うもの」という考え方が根強くあるようです。



一方で、20~40代の若い世代の女性にも「家事・育児は女性がすべき」と答えた人が25.2%いました。女性自身が家事・育児をすべきと考える理由を聞いてみました。



【家事・育児は女性がすべきという女性の口コミ】

稼ぎの少ない方が家事をすれば良いと個人的に考えているためです。(女性・30代/富山)

好きな人のために料理や掃除をしてあげたいという気持ちが強いので、家事は自分がやっている。家事は好きなので苦ではない。(女性・30代/東京)

夫の母親も家事全般やっていて、それを見て育っているため、義母との意見も合わず。夫に期待するだけで疲れてしまうので自分でやってしまったほうが平和でストレスもたまりにくい。(女性・40代/東京)

主人は仕事でほとんど家にいないため、子どものことも詳しくわかっていない。たまに家事を任せたら物の位置が変わっていたりして不便ばかり。(女性・40代/岡山)



現実は家事・育児は女性に偏りがち!女性の31.8%は分担に「不満アリ」と回答



現在のパートナーとの家事・育児の分担に満足しているか聞いてみました。男性は「とても満足」と「まあ満足」を合計すると73.6%となり、概ね満足傾向にあることがわかりました。一方で女性の「とても満足」「まあ満足」の合計は54.3%と男性より19.3ポイント下回りました。



女性の「やや不満」「かなり不満」を合計すると31.8%で、女性の約3人に1人は現在の家事・育児の分担に不満を抱えているという結果に。



【満足と答えた男性の口コミ】

なんでもしてもらっているのでとても満足。自分ももっと頑張らないといけないと感じる。(男性・40代/京都)

家事のほとんどは妻が担当しており、自分は仕事の疲れを取ることに専念できている。(男性・40代/神奈川)

共働きの中、愚痴ひとつ言わず学校や子どもたちの面倒を見ながら、毎日家事も行ってくれている。妻は不満があるかは分からないが、自分は満足している。(男性・30代/北海道)

妻が働き出したら割合を変えればいい。(男性・30代/大阪)



【不満と答えた女性の口コミ】

仕事が休みの日はスマホばかり見ていないで子どもと一緒に遊んだりすればいいのにと思う。(女性・40代/神奈川)

夫が「パートに出るなら、家事手伝うよ」と言ったのでパートに出ましたが、現在もほぼ私が家事を担っています。(女性・50代/千葉)

夫も仕事のかたわら育児や家事をしてくれてはいるが、主体性が足りない気がしてならない。例えば子どもの上履きを洗ったり、持ち物を用意することもめったにないため、いざやらせると「どうやればいい?」と聞いてくる。(女性・30代/愛知)

私が専業主婦なのでやらなければならないのはよくわかっているのですが、私は外で働くことを元々望んでいたのに、この状況では外に働きに出たらさらなる負担が待っているのは確実で、働いたら負けな状況です。(女性・40代/愛知)



男女ともに「家事・育児は夫婦で相談して分担すべき」という答えが多かったにもかかわらず、なぜ女性にばかり不満の声が多いのか、その理由も探ってみました。



女性が家事・育児にかける平均時間は、休日でも男性の1.6倍!



仕事がない休日に家事・育児にかかる時間を男女で比較すると、男性が平均3.1時間、女性は5.1時間となり、女性のほうが約1.6倍長いことがわかりました。また、仕事をしている女性の休日の家事・育児時間は約5.0時間で、仕事の有無による大きな差は見られませんでした。



休日の家事・育児にかかる時間の詳細は以下の通りです。





担当している家事の数は、男性5.2項目に対し女性17.5項目で約3.4倍



主として自分が担当しているすべての家事について、以下の27項目から選んでもらいました。その結果、男性が選んだのが平均5.2項目に対し、女性は平均17.5項目となり、担当している家事の種類数に3.4倍もの差があることがわかりました。





家事の種類別では、男性の1位は「ゴミ出し」で196人中133人(67.9%)が担当していると答えました。以下「皿洗いや食事の片付け」「風呂掃除」と続いています。女性は1位が「調理」で201人中191人、ほぼ全員の95.0%の女性が毎日の調理を担当していることがわかりました。2位以下は「献立を決める」「食材を買いだす」なり、食事にまつわることが上位を占めています。





自分が担当している家事・育児の割合は、男女で温度差あり



今回の調査では、男性に比べて女性のほうが家事・育児にかかる時間が長く、担当している家事の種類も多いことがわかりました。



そこで、「自分が家事・育児のうち全体の何パーセントを担当していると思うか」男女それぞれに聞いてみると、男性は全体のうち36.9%の家事・育児を自分が担当していると回答しました。一方女性は全体の80.0%を自分が担当していると回答。お互いに自分で思っているよりも、自分だけでなく相手も家事・育児をやってくれているのかもしれません。



まとめ:感謝の気持ちを忘れずに

今回の家事・育児の分担に関するアンケートでは、男女問わず家事・育児は「夫婦で相談して分担するのが良い」と考える人が多数いたものの、実際には女性が担う範囲や時間はとても多く、分担に関する満足度も女性のほうが低いことがわかりました。



共働き世帯も増え、女性だけで家事や育児を担当するのが難しくなってきている現代では、男女で協力する必要があるのは間違いなさそうです。



また、最近は国の補助でベビーシッターや産後の家事代行サービスを利用することもできるようになってきました。忙しい時にはこうしたサービスを利用するのもひとつの手ではないでしょうか。



そして、担当するのが男性であっても女性であっても、お互いに感謝をする気持ちを忘れずに協力し合って進められるとよいですね。



お互いの家事のこなし方に文句は言わず感謝の言葉を言うのを大事にしている。(男性・30代/愛知)

お金にゆとりがあれば、食洗器、自動掃除機、ベビーシッターなどに投資したい。(男性・40代/沖縄)

あまり期待しすぎると自分自身がしんどくなってくるので、基本的にはやってくれた時にはやった!やってくれた!助かる!と思うようにしています。(女性・40代/兵庫)

共働きであっても基本的には母親が家事育児を担っていることが多いと感じています。子どもが風邪を引いた時、父親も「子どもの体調が悪いので、病院へ連れて行きます」と言えることが当たり前になる社会になってほしいです。(女性・20代/和歌山)

離婚してしまいましたが、私が行う家事に対して「助かったよ」や「おいしいね」を、また育児に対しては「ありがとうね」などの言葉を一度でも言ってほしかったと思います。(女性・50代/兵庫)

仕事柄帰りが遅くろくに家事・育児に協力できませんでした。現在、離婚をしてしまったので、仕事との両立をもう少し考えられれば良かったと感じてます。(男性・30代/静岡)



【調査概要】

調査方法:インターネットアンケート

調査対象:結婚経験のある男女

アンケート母数:男性194名・女性201名【合計395名】

実施日:2023年9月22日  ~10月9日  

調査実施主体:縁結び大学(https://jsbs2012.jp/date/

調査会社:株式会社ネクストレベル



☆関連ページ:https://jsbs2012.jp/date/kajiikuji-buntan



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