福井県大野市の集落に広い屋敷がある。11年間放置したために「森」(ジャングル状態)と化している。約940坪の敷地には昭和11年築の母家、大正時代築の土蔵、昭和40年代築の納屋と車庫が、一部破損した状態で建っている。また大きな樹木、竹藪、井戸跡、山菜畑跡などもありそこに草が覆い繁る。まさに「森」屋敷だ。

 ここの所有者はゲンズジャパン合同会社代表の笹島康弘氏だ。親から相続した彼は2008年に名古屋からUターンして民宿「こもれび笹島邸」を運営した。2階が二つある大型古民家の母家の一部を改装、薪ストーブや檜風呂を設置、座敷を客間として地元料理でもてなした。まさに古民家リノベーションの先駆けだった。近くの100名山「荒島岳」の登山客を中心に土日はほぼ満員になった。
 しかし並行して行なった国の地域活性委託事業が民主党政権の誕生により半分以下の金額に削減されたり、おそらく明治時代から変わらない地元の風土・習慣の影響が重荷となり、3年間で営業を中止して都会に戻った。その後は何もしていなかった。

 気がつけば11年放置、「このままでは先祖に申し訳ない」、再生してビジネスに活用することを決意した。彼は広告やエンターテイメント関連、ネット通販などを行なってきた自称「 万年大成功はしない事業家」、これまでに培った知識と感性がある。現在は神奈川県在住だが田舎独特の特性も身をもって知っている。
 田舎暮らしをするつもりはないので、流行りの有機野菜農園や古民家カフェのようなものはやらない。都会ならマンションが5~6棟は楽に建てれる程の広さ、自然環境と食の素晴らしさ、他地域からの人の流入が少ない農村地帯。それらの特性を生かした利用価値が何かあるはずだ。と多角度から具体的な事業活用の検討・模索をしている。

例)
・田舎環境内でのオンラインがメインのITオフィス
・地元住民しかいない安全なデータセンター
・自然、天体、食、健康などに関連する研究施設
・ドローンの実験場 など

 ただ何を行なうにしろ現在のジャングル状態を整理しなくてはならない。草刈りや剪定、建物の修復または解体、処分品や瓦礫の撤去など、見積もると1000万円はゆうに超える。一度に全部は無理なので徐々に行なうこととした。
 最初は草刈り。11年間で根は張り茎は太くなった雑草が敷地全体に多い繁った状態、まず車の通行可能なスペースを確保しなくては次に進めない。しかし草刈りと言っても小さな庭ではないために大掛かりな作業で、業者に依頼すると最低でも40~50万円はかかる。

 そこで20万円だけクラウドファンディングを活用して1口5000円からの支援募集を2022年8月1日  から始めた。お礼には金額に応じて、彼の会社で販売する三重県の手作り銘菓「八壺豆」、福井県大野市の特産品「すこ」(里芋の茎の甘酢漬け)、同じく地元のブランド野菜「上庄里芋」を用意している。
 同時に事業アイディア・提携パートナー希望者・事業スポンサーも募っている。

クラウドファンディング 8月1日  ~9月29日  
「田舎屋敷の再生、まず草刈りから!」プロジェクト
https://readyfor.jp/projects/yashiki

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ゲンズジャパン 合同会社