公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(会長 若林恭英/所在地 東京都新宿区/以下SVA)は、岩手県遠野市に拠点を置き、東日本大震災で公立図書館や書店が大きな被害を受けた岩手県陸前高田市、大船渡市三陸町、大槌町、山田町で移動図書館活動を行っています。

移動図書館活動で欠かせないのは移動図書館車です。

通常、移動図書館車といえば、1,500から3,000冊程度の図書を積めるようにマイクロバスやトラックを改造したもの。

しかし、「いわてを走る移動図書館プロジェクト」のスタートから現在まで約2カ月間の活動を支えてきたのは、本棚を荷台に乗せた軽トラックです。

■ボランティアのひらめきで生まれたSVA流図書館車

本格的な移動図書館車の入手には、もとになるトラックの調達および改造に数カ月の期間が必要。被災地支援において、いまできることをできるだけ早く始めたいという考えから生まれたのが、この屋台のような図書館車でした。

当初は、ワンボックスカーに本を積みこみ、訪ねた先の仮設住宅では本を入れたプラスチック製コンテナを机の上に並べて本を見てもらおうと、シミュレーションを重ねました。しかし、どうも味気ない。大人は腰をかがめないと見づらいし、小さな子は背伸びが必要。ホームセンターで買った本棚を使えないかと机の上に乗せてみたものの、不安定で危なっかしい。

そんな試行錯誤のなか、ボランティアのひとりが「軽トラに本棚を積んだらいいんじゃないの?」とひらめきました。軽トラックの荷台の高さが60センチ強なので、これなら大人も子どもも見やすい。SVA流の図書館車はこれで行こうとさっそく大工仕事開始。2つの本棚を左右につなぎ、さらに背中合わせにした本棚と本棚の間に、タープや机、椅子、のぼりも入れることに。この一台に、移動図書活動に必要なほぼすべてのものが積みこまれています。

■NGOらしい図書館車、秋冬モデルもうすぐ登場

NGOに期待されるものが、行政とはやや異なる支援の切り口、迅速性、柔軟性などであるとするなら、被災地のでこぼこ道を走るこの軽トラ図書館の姿は、まさにNGOらしいものという声も。そのがんばりぶりは、名作『しょうぼうじどうしゃじぷた(福音館書店)』のじぷたのようでもあります。

そしていま、秋冬に向けてSVA風図書館車のバージョンアップが進行中。親しみやすさはそのままに、さらに閲覧しやすく、さらに多くの本を積んで走れる、いわてを走る移動図書館・秋冬モデルの登場は9月中旬を予定しています。今度はどんなアイディアが盛りこまれるか、ご期待ください。

■協力:3.11絵本プロジェクトいわて 

共催:大槌町教育委員会 

後援:社団法人日本図書館協会、岩手県立図書館、陸前高田市教育委員会、大船渡市、大船渡市教育委員会、山田町教育委員会


未曾有の災害に対して、一人でも多くの方のご支援ができますよう、緊急救援募金にご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
▽ クレジットカード(MasterCardとVISAがご利用いただけます。)
http://sva.or.jp/donate-t/

▽ 振込先の口座番号 
口座番号:00170-8-397994 
加入者名:SVA緊急救援募金 *郵便振替用紙に「東日本大震災募金」とご記入ください。

■本件に関するお問い合わせ先■

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)
〒160-0015 東京都新宿区大京町31 慈母会館2、3階
Tel: 
FAX:
E-mail: 
担当:鎌倉

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