未曽有の事態ともいうべきコロナ渦において、大学をはじめとする教育現場で働く講師の方々は今、これまで対面で提供してきた学びを急ピッチで≪オンライン化≫することへの対応を与儀なくされています。
それは、これまで対面でのコミュニケーションを大切に授業を行ってきた多くの講師の方々にとって大きな心理的・物理的不安を伴う急激な変化です。
このような状況の中、「人財の教育」を軸として、スクール事業・大学向けの教育支援・企業研修・人材派遣など幅広く教育事業を行い関西随一の講師登録数を誇る株式会社ワークアカデミーは、弊社登録講師の方々やユーザーである教員の方々の抱える不安を一緒に共有し、解決していきたいという想いで、オンラインで講師の方々が集まる交流会「オンラインサロン」を定期的に開催することにいたしました。
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「オンラインサロン」について

オンラインサロンは、これまで計3回開催。
ワークアカデミーのスタッフが、ファシリテート(進行)をしながら各回テーマを設け、その中で皆さんに自由にお話していただきました。ここでは、第1回目~第3回目で参加された講師の方々のリアルな意見をお伝えします。

≪実施日時≫
第1回:2020年5月29日  (18:00-19:30) 第2回:2020年6月5日  (15:00-16:30)
第3回:2020年6月17日  (18:00-19:30) 第4回:2020年9月  初旬開催予定!

≪参加対象≫
株式会社ワークアカデミーにて業務委託の契約をしている登録講師
株式会社ワークアカデミーの販売する教材を利用している教員・職員

≪参加費用≫無料


第1回目:「講師の方々の意見交換」

・他の人がどんな環境から配信しているのか知りたい。(ネット環境など)
⇒自分がホストの時は必ずWi-Fiではなくて有線を使う。
・授業時にZoom背景などを設定しているかを知りたい。
⇒背景機能を使うとZoomに負荷がかかるのであえて使っていない
⇒テレビで、段ボールに模造紙を貼るという裏技が紹介されていたので、それを利用している。
⇒外などが映ると、自分の自宅が特定される恐れもあるので気を付けている。
・動画映えするコツを知りたい。
⇒膝の上に白い紙などを置くと顔が明るく映る。(レフ板の原理)
⇒逆光にならないように気を付ける。
・オンライン授業になると、補佐が必要になるか知りたい。
⇒自分のパソコン2台で、サブパソコンも使って授業している。タブレットを活用する場合もある。
⇒アシスタントを付けてもらう場合、コストが気になる。

*このように、第1回目ではオンライン授業を行う上でのネット状況や、Zoomの機能、授業中の背景画面などオンライン授業の環境に関する意見交換が活発にされました。


第2回目:テーマ「オンライン授業やってみてどうですか?困ったことは何ですか?」

≪講師の方々から挙げられたメリット≫※一部を抜粋しました。
・遠方の受講生にも受講してもらえるようになった。
・チャット機能を利用して、リアルタイムで素直に反応してくれるようになった。
・学生の主体性が喚起されているように思える。
・学生も自分のペースで学習できる。
・授業のレコーディングを行うことで、学生に復習の機会を与えやすくなった。

≪講師の方々から挙げられた困ったこと≫※一部を抜粋しました。
・授業のクオリティが対面授業に比べて下がる。
・課題対応など講師の負担が増える。
・マシントラブルが起きた時の対処が困る。
・ネット環境、PC環境が受講生によってばらばらのため、PC操作から教えなくてはならない。
・メールでの質問対応が増えた。

*このように、第2回目ではオンライン授業を実際に行ってみて感じたメリットやデメリットについて語られました。オンライン授業のメリットを肌で感じる講師の方も多く、オンライン授業に馴染めずに困っていた講師の方が、他の講師の方から前向きな意見を聴くことができ不安を解消していくというシーンも見られました。


第3回目:テーマ「オンライン授業を行ってみて大変だった点、工夫した点は何ですか?」

≪オンライン授業を行ってみて大変だった点≫※一部を抜粋しました。

・提出物の管理が大変でした。紙なら、その場ですぐに確認できるのに、データは提出ツールなどによって管理方法も違うので大変でした。
・PCだけでなく、携帯で入ってくる学生もいる。インターフェイスの統一がされていないので、ツールの説明
などが二度手間、三度手間になることもある。
・オンライン授業の資料準備は大変だったが、一度作成したら次年度以降も使うことができるので今後は準備が楽になると思う。
≪オンライン授業で工夫した点≫※一部を抜粋しました。
・リアルの授業では、ホワイトボードに資料配布という形で行っていた。オンライン化に当たっては、PowerPoint資料を作った。資料で分からない部分はホワイトボードを利用するなどして補足説明した。
・パソコン2台を用意しました。自分の画面を操作しながら、生徒の画面がどうなるか確認するのは大切でした。
・学生のインターフェイスが統一されていないので、それの対応が必要でした。

*このように、第3回目ではアフターコロナの時代を見据えての意見も出ました。今は慣れない環境でオンライン授業の準備が大変だが、コロナは一過性のものではないので今後も必ずその準備が役に立つ、というような見解が多くみられました。

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日頃、個人で活躍する機会の多い講師たち。
「オンラインサロン」は他の講師たちが、どのようにこの状況に対応しているのかを知り、講師同士が「横の繋がり」を持ち、オンライン授業に関する知識や工夫を共有し、昇華することで学びを提供する講師たちのスキルアップに繋がったのではないかと思います。
株式会社ワークアカデミーは、今後もこのような活動を定期的に行うことで課題を抽出し、オンライン授業に挑戦する講師たちのため新たなコンテンツを開発、高いレベルの教育を提供できるようにしていきたいと考えています。


本件に関するお問い合わせ
株式会社ワークアカデミー 
〒530-0028 大阪市北区万歳町3-20 北大阪ビルディング6F
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