専用ストレージにバックアップを保存して重要業務データを確実・安全に保護.
シンプルな操作で運用管理の効率化を実現し、保存データ容量は約1/10に削減
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ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、花き(切花・鉢物)の卸売を行う株式会社フラワーオークションジャパン(本社:東京都大田区、代表取締役社長 藤澤 俊三)が、VDI(仮想デスクトップ)向け仮想化基盤、及びサーバー向け仮想化基盤のバックアップ環境を、ネットワールドが提供するVeeam Software社のバックアップツール「Veeam Backup & Replication」(以下、Veeam)と、Dell EMC社の重複排除バックアップストレージ「Dell EMC Data Domain 3300」(以下、Data Domain)で刷新し、本格稼働開始したことを発表します。

フラワーオークションジャパンでは、従来、バックアップに共有ストレージを用いていましたが、ランサムウェア等の被害が懸念され、また、バックアップデータからのファイルリストア作業などに多くの工数を要していたため、バックアップシステムの見直しを図りました。VeeamとData Domainによる新しいバックアップ環境では、専用ストレージにバックアップを保存することで、重要な業務データを確実かつ安全に保護することが可能となりました。Veeamはユーザーインターフェースがシンプルで分かりやすく、日々の運用管理の効率が向上し、旧環境で発生していたバックアップの失敗もなくなりました。また、圧縮・重複排除機能により、保存データ容量は約1/10に削減されており、リソースの有効活用やIT投資の最適化という面でも大きな成果が上がっています。

システムの提案・導入は、ネットワールドのパートナーである富士ソフト株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役 社長執行役員 坂下 智保)が担当しました。フラワーオークションジャパンは、データの保護・活用をデジタルトランスフォーメーションの中核に位置づけており、今後もより最適な環境を目指してネットワールドと富士ソフトに大いに期待されています。


◆ 導入の背景と選定のポイント
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生産農家や輸入業者から仕入れた切花や鉢物を、花屋や量販店などの小売店に安定供給することをミッションとするフラワーオークションジャパンは、早くから情報インフラの仮想化を進めており、現在はサーバー向けとVDI向けの2つの仮想化基盤を運用しています。
サーバー向け基盤は、同社の事業活動を支える約90台の業務サーバーを収容し、販売や物流、会計などの基幹系システムが稼働しているため、データ保護は非常に重要な課題です。また、VDI向け基盤では、約100台分の仮想デスクトップ環境を営業部門向けに提供しており、テレワークなどの働き方改革を促進するためにも、本社オフィスはもちろん、出先からのデータ活用のためには、セキュアな運用が不可欠です。従来、この2つの仮想環境のバックアップシステムでは、共有ストレージの筐体内にバックアップデータを保存していたため、ランサムウェアなどによる被害が懸念されました。また、リストア作業に手間が掛かる点なども課題になっており、より安全で効率的なバックアップ環境を整備することになりました。

フラワーオークションジャパンは、この重要な仮想化基盤のバックアップシステムを刷新するにあたり、様々な製品を候補に挙げて綿密な検討を実施した結果、VMwareユーザー会(VMUG)での情報交換においてVeeam製品の評価が非常に高かったこと、ハンズオン講習で非常に簡単で分かりやすい操作を実感したこと、Data Domainと組み合わせることで、圧縮・重複排除機能によるデータ容量削減効果が見込めることに着目しました。

◆ 導入後の評価と効果
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バックアップデータの保存先を共有ストレージからData Domainに変更したことで、ランサムウェアや障害などによるデータ損失リスクを大きく軽減することができました。また、Veeamの使い勝手が高く評価されており、誤消去したファイルの復元作業など、以前利用していたツールでは非常に面倒だった作業が、スピーディに対応できるようになりました。ユーザーインターフェースがシンプルで分かりやすく、各サーバーのバックアップ進捗状況なども一目で把握できるため、日々の運用管理性が格段に向上し、バックアップ処理の失敗も無くなりました。

サーバー向け基盤のバックアップは、5種類のバックアップポリシーを設定して各サーバーに割り当てていますが、VMware vCenterとの連携機能が役立っており、新規サーバーを立ち上げた際などには、vCenter上からタグ付けを行うだけで自動的にそのサーバーに合ったポリシーが適用され、以前のように1台ずつ個別に設定作業を行う必要が無くなりました。さらに、圧縮・重複排除機能により、保存データ容量が約10分の1に削減され、リソースの有効活用やIT投資の最適化という面でも、大きな成果が上がっていると評価されています。Veeamは、一部の重複排除機能をバックアップサーバー側でも行う「DD Boost(Data Domain Boost)」にも対応しているため、大量データの転送も効率よく短時間で行うことが可能です。
今後、フラワーオークションジャパンは、別のツールを利用しているCIFS領域のバックアップもVeeamに統合すると共に、クラウドを利用したDR(災害対策)環境の構築なども検討していく考えです。


◆ 株式会社フラワーオークションジャパンについて
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https://www.faj.co.jp/ 
所在地:東京都大田区東海2-2-1
事業内容:東京都中央卸売市場大田市場花き部卸売業者(農林水産大臣許可)。花き=観賞用園芸植物(切花・鉢物)の卸売を行う。

◆ 富士ソフト株式会社について
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https://www.fsi.co.jp/solution/vmware/
本社:神奈川県横浜市中区桜木町1-1
事業内容:独立系ITソリューションベンダー。vExpertを始めとするICTインフラへ高い知見を持った技術者集団が、導入から保守・運用までトータルでサポートします。


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■ 株式会社ネットワールドについて
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https://www.networld.co.jp/ 
株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャーのソリューション ディストリビューターとして、クラウド コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバー、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャーのあるべき姿をリードしています。

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