センドメール株式会社(本社:東京都港区、社長 末政 延浩)は、トラストスフィア社(TrustSphere Pte Ltd、本社:シンガポール)のホワイトリスティングソフトウェア「LogiQ Ranking Engine (ロジック・ランキング・エンジン)」を、本日6月3日  より提供開始します。
「LogiQ Ranking Engine」は、ネットワーク上の通信の振る舞い、通信の頻度、送信者情報などから、電子メールの優先度を判断し、重要なメールがスパムメールなどに埋もれずに確実に送受信できるようにし、優先的にメールを送受信したい人のホワイトリストを自動的に生成します。
「LogiQ Ranking Engine」は、米Sendmail社とTrustSphere社との技術提携により、センドメールのメールセキュリティゲートウェイ製品である「Mailstream Manager」(ソフトウェア)および「Sentrion」(アプライアンス)のアドオンソリューションとして稼働します。


発注書、RFP、EDIメッセージ、顧客からのフィードバックなど、ビジネスにおける重要な書類や情報が電子メールにより送受信されていますが、膨大な数のメールに紛れて遅延したり、アンチスパムフィルタによりスパムメールと誤検知されて(フォールスポジティブ)、ビジネスに支障をきたす例が少なからず発生しています。
そこで、ウィルスや迷惑メールを排除する対策に加えて、メールシステムに新しく要求されるのは、正規メールを確実に送受信できるようにするホワイトリスティング機能です。また、今後のIP v6に移行すると、ブラックリストでは対応が困難と言われており、ホワイトリストによるアプローチが有効になると予想されます。


「LogiQ Ranking Engine」は、送信者情報(Sender IPやSender Addressなど)、送信ドメイン認証結果(SPF、DKIM)、TrustSphere社が持つ「グローバル・ホワイトリスト」との照合結果、通信の頻度(頻繁にメールを送受信しているかどうか)、ネットワーク上の通信の振る舞い検知などの情報により、ホワイトリストを自動生成すると同時に、メールの重要度情報と分類情報を「Mailstream Manager」および「Sentrion」に提供します。
「Mailstream Manager」と「Sentrion」は、現在、送信元、宛先、件名/本文/添付ファイル中のキーワードなどの条件により、ポリシーを設定して適切なメール配送を設定することが可能ですが、今回新しく「LogiQ Ranking Engine」によるホワイトリスト情報、重要度情報や分類情報を加えることで、より確実で利用者ニーズに合致したメールの優先順位付けが可能となり、メール送受信の可否や転送先を決定できます。
これにより、優先メールボックスを設定して重要なメールを迅速に配送するなど、利用者にとって利便性の高いユニークなサービスを提供することも可能です。

また、「LogiQ Ranking Engine」は、センドメールが提供しているCommtouch社のIP Reputationやスパムハウスのデータを参照することも可能です。
さらに、新規ビジネスにより新しい顧客とメール送受信を開始した場合などは、手動でホワイトリストに追加することもでき、ドメイン単位での管理が可能です。


「LogiQ Ranking Engine」は、センドメールのメールセキュリティゲートウェイ製品のアドオンソリューションとして一元管理可能です。
メールセキュリティゲートウェイ製品は、ソフトウェアの「Mailstream Manager」、VMware対応仮想アプライアンス「Sentrion MPV」、ハードウェアアプライアンス「Sendmail Sentrion MPE」の3つの形態で提供されています。既存のアドオンソリューションとしては、アンチスパム/アンチウィルスフィルタ、トラフィック制御フィルタ、誤送信防止、送信ドメイン認証などがあり、ニーズに応じて自由に組み合わせることができます。


◆「LogiQ Ranking Engine」販売経路と提供時期など
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 ◇販売経路:センドメールのパートナー各社
  http://www.sendmail.co.jp/partner/
 ◇販売・出荷開始:2011年6月3日  
 ◇販売価格:オープンプライス

◆「LogiQ Ranking Engine」の概要
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「LogiQ Ranking Engine」は、以下の情報を取得してメールの重要度と分類情報を「Mailstream Manager」「Sentrion」に提供します。
 (1) 通信の頻度や通信の振る舞い
 (2) 送信ドメイン認証結果やグローバル・ホワイトリスト
 (3) 送信者情報
   受信メール:Sender IP、Sender address、Recipient address、Spam verdict、Timestamp、Subject
   送信メール:Sender address、Recipient address、Timestamp

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■TrustSphere社について
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http://www.trustsphere.com/
評価+認証=オンライン信頼
TrustSphereのミッションは、Eメールによるコミュニケーションと重要なビジネスプロセスにおいて、信頼と完全性を回復させることです。TrustSphereは、Eメールに「信頼の領域」を築くために、評価と認証の二つの革新的な技術とソリューションを提供しています。TrustSphereは、従来のEメールフィルタリング技術が引き起こす正常な個人宛てメールをブロックしてしまう誤認識問題(フォールスポジティブ)を解決するために2006年に設立されました。シンガポールに本社があり、ニューヨーク、ロンドン、東京、シドニーに拠点を持ちます。パートナーとともに世界中の様々な企業、政府関係機関をサポートしています。MAAWG,OTA,INFOCOMM SINGAPOREなどの業界団体活動にも正式加盟しており、過去に幾つかのAwaredを受賞していますが、最近では2011年4月  ガートナー社から2011 COOL VENDORに選出されました。
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■Sendmail社について
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http://www.sendmail.com/
http://www.sendmail.co.jp/
Sendmail社(Sendmail,Inc. 本社:カリフォルニア州エメリビル)は、オープンソースのメール配送エージェント(MTA:Mail Transfer Agent)である「sendmail」の開発者であり、”Eメールの生みの親”と言われているエリック・オールマン(現CSO)により、ビジネスユーザのニーズに対応するために1998年に設立されました。現在は、スパム/ウィルス対策、トラフィック制御、コンプライアンス遵守のためのメールアーカイブなどの各種ソリューションを含め、ゲートウェイからメールボックスまで、信頼性の高いメッセージング基盤構築のための製品・技術サポートをトータルに提供しています。Fortune10の内7社、Fortune100の50%がSendmail社の商用製品を採用し、日本国内でも、官庁、自治体、企業、大規模ISPで3万ライセンス以上の出荷実績があります。英国、ドイツ、フランス、および東京(アジア太平洋地域)に拠点を擁し、日本法人は、2003年1月  に設立されました。


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