顧客システム監視用PCのVDI化により設置場所と電源供給の課題を解決。
構築のナレッジとノウハウを蓄積し、将来的なVDIビジネスの展開も視野に



ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、リコージャパン株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 松石 秀隆)が運営する運用監視サービスセンター「リコー モニタリング&コントロールセンター」(以下、MCC)において、ネットワールドが提供する「VMware Horizon Enterprise」および「EMC VSPEX」による仮想デスクトップ基盤(以下、VDI)を構築したことを発表します。

リコージャパンのMCCは、顧客システムを24時間365日体制で監視し、トラブルを予兆して未然に防止するために使用する「リモート接続用の物理PC」の台数増加により、設置場所や電源供給が不足するという課題に直面していました。そこで同社は、これらの物理PCを新たに構築するVDIへ移行することにしました。
VDI製品には、リコーグループが手がけるVDIソリューション案件で多くの導入実績を持つ「VMware Horizon」が選定され、ネットワールドではVMware Horizon Enterpriseを中心に、MCCの要件定義に合致したシステム構成を提案しました。

システムインフラストラクチャーには、物理サーバーとしてVDIサーバー用2台、管理サーバー用2台の合計4台の「Cisco Unified Computing System」、ネットワークに「Cisco Catalyst」、VDI用データストレージに「EMC VNXe」を採用するコンバージド・インフラストラクチャー「EMC VSPEX」が採用されました。これにより、設置場所や電源供給の課題を解決するとともに、PCの準備に要する時間、アプリケーションの新規配備工数、メンテナンスの運用工数を削減し、業務停止リスクを大幅に低減することに成功しました。

システムの導入・構築は、 MCCを運営する基盤ソリューションセンター(当時はマネージドサービスセンター)のエンジニアが担当しました。VDIに関するナレッジやノウハウを社内に蓄積することで、同様の課題を抱える顧客を対象にしたビジネス展開も視野に入れているためです。


◆ 導入の背景  
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リコージャパンでは、リモート保守を重要な事業領域と位置づけ、エンジニアが顧客先に直接訪問する「オンサイト保守」と、顧客システムのリモート運用管理やサポートを担当する「センターサービス」を展開しています。
センターサービスの拠点となるMCCでは、顧客システムにリモート接続する顧客専用PCをセンター内に設置し、そのPCを介して顧客システムを24時間365日体制で運用管理するサービスを提供しています。しかし監視対象の顧客システムが増えるにつれ、リモート接続する物理PCが増加し、設置場所や電源供給が不足し始めました。また、顧客要望に沿った物理PCの準備に時間がかかっていたほか、アプリケーションの新規配備やメンテナンスの運用に工数がかかることも課題でした。
これらの課題を解決するために、リコージャパンでは物理PCをVDIへ移行することにしました。


◆ 選定のポイントと導入成果
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VDI製品には「VMware Horizon Enterprise」を導入。製品選定の決め手は、リコージャパンが手がけるVDIソリューション案件で圧倒的多数を占めていたためで、VMware Horizonを中心に要件定義を進めたのち、リコージャパンはVMware製品で豊富な実績を持つネットワールドにシステム構成の提案を依頼しました。

ネットワールドでは、仮想デスクトップと管理ツールが稼働するインフラストラクチャー基盤のサーバーとして「Cisco Unified Computing System(UCS)C240 M3」、ネットワークに「Cisco Catalyst」、VDI用データストレージに「EMC VNXe3200」を採用するコンバージド・インフラストラクチャー「EMC VSPEX」を提案しました。その内容がリコージャパンの求める要件を十分に満たしていたことから、ほぼ提案通りにシステム構成は決定し、その後は基盤ソリューションセンターのエンジニアがシステムの構築を実施しました。

今回のVDIシステムでは合計4台の物理サーバーを用意。このうちの2台で仮想PCが稼働し、残りの2台にVMware Horizonの各種管理ツール、Windowsドメインコントローラー、トレンドマイクロのセキュリティ製品「Trend Micro Deep Security」などが導入されました。仮想デスクトップのデータは物理サーバー上には置かず、すべて仮想化と親和性が高く、迅速に導入できるEMC VSPEXのストレージに格納する仕組みになっています。

VDIシステムはおよそ2カ月の構築期間で完成し、2015年秋から顧客ごとに順次、VDIへの移行を開始しました。2016年7月  時点においてほぼすべての顧客の移行が完了しています。
VDIの運用を開始したことにより、リモート接続用の物理PCの設置場所や電源供給といった課題はすべて解決され、PCの準備期間も、従来は半日~1日かかっていたものが、わずか数分で完了するようになりました。さらに、VDIのパフォーマンスやキャパシティを統合的に管理する「VMware vRealize Operations Suite」の導入によって、緊急の問題の把握、将来の課題の予測、最適化の機会の提示などが可能になり、インフラの管理業務の負荷が軽減されました。またアプリケーション配信に「VMware App Volumes」を活用することにより、日常的に発生するメンテナンス工数も削減されました。

リコージャパンでは、MCCに蓄積されたVDIのナレッジとノウハウを自社のビジネスに活用し、VDIシステムの新たな拡販につなげていく考えです。


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👤 発行者について

株式会社ネットワールド

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