MSCクルーズは、最先端の次世代のプロトタイプ、最大4隻の20万トンクラスのLNG駆動船造船について基本合意しました。11隻の新造船へ、総額90億ユーロの投資計画を拡張します。

[2016年4月6日  、パリ、ジュネーブ] MSCクルーズは、最大4隻の総トン数200,000トンを超える LNG駆動船の建造について、STXフランスとレター・オブ・インテント(LOI、基本合意書)に署名したことを発表しました。 4隻のうち1隻は2022年に導入予定で、これらはさらに高度な新しい次世代客船のプロトタイプとなり、MSCクルーズの「ワールドクラス」客船として知られることとなるでしょう。この発表は、フランスのフランソワ・オランド大統領、MSCグループ創設者兼会長、ジャンルイジ・アポンテ、並びにSTXフランスの最高経営責任者(CEO)、ロラン・キャスタン氏が臨席し、パリのエリゼ宮で行われました。

MSCクルーズは、2014年から2026年までの10年以上をかけ、長期に亘る大規模な投資計画を推進する初のグローバルクルーズラインとなり、合計、最大11隻の次世代客船を導入します。新規発注は、約40億ユーロの投資を反映するもので、当社の投資計画における総額は約90億ユーロに及びます。

MSCクルーズ会長、ピエルフランチェスコ・ヴァーゴは、「本日の発表は、この業界で、当社のブランド及びプロダクトをさらに飛躍させる重要な機会を創出するという我々の見解を証明しており、それらを最大限にするために、最善を尽くします。この投資により、2017年から2026年にかけて11隻の新しい客船を導入します。これは、当社の革新性へのコミットメントの反映であり、STXフランスと再びパートナーシップを結び、我々の歴史の中ですでに6度目となる、全く新しいプロトタイプの客船を設計することになります。実際、業界初となる、新たなMSCクルーズ ワールドクラスのプロトタイプでは、これまでの常識を破る、未来的な構想デザインで、非常に革新的な要素を備えています。それはゲストが利用可能な屋外スペースを最大化する一方、洋上におけるユニークで特別な場所として客船がデザインされています。」と述べました。

ヴァーゴ氏はさらにこう続けました。「私たちは長年、イノベーションということに焦点を当て、クルーズ業界で既存のものとは異なる新しいプロトタイプを築き上げてきました。乗客のための豊富な設備を整え、大人だけでなく、家族連れや子供たちにも適切な設備を提供しています。最先端のデザイン、最新かつ最高のスマート技術はもちろん、LNG駆動エンジンによる環境に優しい最先端技術を採用しています。また、あらゆる季節、あらゆる地域に対応する客船になります。」

STXフランス最高経営責任者(CEO)、ロラン・キャスタン氏は、次のようにコメントしました。「我々は、MSCクルーズと異例の契約を締結しました。それは今後10年間、当社の生産性へのビジョンを提供してくれるものです。長年にわたりMSCクルーズとの良好な関係を維持してきましたが、新しい契約はこれをさらに強化するでしょう。我々はすでにMSC クルーズの4種類の異なるクラスの客船、オペラ、ムジカ、ファンタジア、及びメラビリアを設計しています。そして今、この新世代「ワールドクラス」客船を開発しています。 2026年までには、MSCクルーズの客船、合計20隻がサン・ナゼールにあるSTXフランスの造船所で設計、建造されることになります。」

キャスタン氏はさらに、「MSCクルーズは、その足跡を世界に広げ、環境への負荷を最低限に抑える最先端技術と快適性、そして素晴らしいエンターテイメントを備えた最新の艦隊を保有しています。成長の次の段階への達成に向け、MSCクルーズは、当社の比類なき技術と生産性を評価し、長期的なパートナーシップとして、STXフランスを選択しました。この決定を非常に喜ばしく思います。」と述べました。

この度のLOI(基本合意)において、4隻の客船 (2確定注文と2隻のオプション)は、それぞれ 2022年、2024年、2025年、2026年に配船される予定です。総トン数は200,000トンを超え、2,700室以上のキャビンで、乗客定員は少なくとも約5,400名以上、収容可能です。

MSCクルーズの投資計画には、イタリアのフィンカンティエリによる次世代客船シーサイドクラス3隻、及び、STXフランスによるメラビリアクラス2隻、さらにメラビリア・プラスクラス2隻の発注を含みます。さらに、すでに完了したフィンカンティエリによる4隻の改装、2億ユーロのルネッサンス・プログラムへの投資も含まれます。

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株式会社MSCクルーズジャパン

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