三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(注1、以下「MDIS」)と株式会社ネットワールド(注2、以下「ネットワールド」)は、KDDI株式会社(注3)が法人向けに9月30日  から提供を開始したイントラネット接続型モバイルアプリ/IoTデバイス開発基盤「KDDIクラウドプラットフォームサービス mBaaS by Kii」(注4、以下「KCPS mBaaS by Kii」)のネットワーク装置のスイッチ制御ソフトウエアとして、LinuxベースのネットワークOS「Cumulus Linux」(注5)を納入しましたので、お知らせいたします。MDISは構築を、ネットワールドは調達を担当しました。
 

「KCPS mBaaS by Kii」は、モバイルアプリやIoTデバイスのサーバ側の機能として欠かせない、ユーザ管理、モノ管理、データ管理、プッシュ通知、位置情報、アプリ分析などの機能をクラウド上で利用できるサービスです。お客さまは、自社でのサーバ開発や保守が不要となり、「迅速」・「簡単」・「安価」に各種機能を搭載したアプリを開発することができます。
 
今回採用された「Cumulus Linux」は、今後需要拡大が期待される汎用ホワイトボックススイッチ用に最適化されたネットワークOSです。Linuxベースのため、従来のネットワーク機器では困難であった柔軟な運用・管理を行えます。これにより管理者はLinuxサーバとスイッチを一元的に自動管理、運用することができるようになります。MDISはこれら「Cumulus Linux」の機能や特徴、制限事項なども考慮し商用ネットワークへの導入を進めました。


これまでMDISは、三菱電機グループのIT事業の中核企業として、ネットワークを含めた様々なシステムを構築して参りました。またネットワールドは、ITインフラのソリューション・ディストリビューターとして、ホワイトボックススイッチに「Cumulus Linux」を搭載し、販売並びに保守サポートを提供しております。
今回の納入経験を活かし、今後両社は協力して「Cumulus Linux」を積極的に展開していきます。加えてMDISは、SDN/NFVを見据えOpenStack等のクラウド管理基盤と連携した運用自動化をはじめとしたホワイトボックススイッチのソリューションを積極的にキャリア、ISPへ展開していきます。


【Cumulus Networksからのエンドースメント】
 Cumulus Networksは、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社と株式会社ネットワールドによって、日本を代表するコミュニケーション・サービス・プロバイダーであるKDDIのネットワークにCumulus Linuxが採用されたことを歓迎します。Cumulus Networksは今後も、日本のオープンネットワーキング市場の拡大を目指して、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社と株式会社ネットワールドを支援していきます。
Cumulus Networks Inc. プロダクト及び アライアンス担当 副社長 William Choe


              
(注1)三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社
取締役社長:牧野 友明、本社:東京都港区芝浦4-13-23 MS 芝浦ビル
オフィシャルウェブサイト: http://www.mdis.co.jp/

(注2)株式会社ネットワールド
代表取締役社長:森田 晶一、本社:東京都千代田区神田神保町2-11-15 住友商事神保町ビル
オフィシャルウェブサイト: http://www.networld.co.jp/

(注3)KDDI株式会社
代表取締役社長:田中 孝司、本社: 東京都千代田区飯田橋3-10-10ガーデンエアタワー
オフィシャルウェブサイト:http://www.kddi.com/

(注4) KCPS mBaaS by Kii(ケーシーピーエス エムバース・バイ・キー)
KDDI株式会社とKii株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役社長:鈴木 尚志) の業務提携により提供されるmBaaS (mobile Backend as a Service)。モバイルアプリの機能をクラウド経由で提供する。

(注5)Cumulus Linux(キュムラス・リナックス)
汎用スイッチチップを搭載するホワイトボックススイッチで動作するLinux OS。開発は米国Cumulus Networks, Inc.


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