Windowsベースのファイルサーバも統合し、可用性の高いネットワークストレージを構築。
遠隔バックアップでBCPを強化し、重複除外機能で保存データを1/16に削減


ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、徳島県を拠点として四国、関西地方で化粧品や生活雑貨の専門店約40店舗運営する総合企業であるアクサス株式会社(本社:徳島市、代表取締役社長 久岡 卓司)が、業務サーバの仮想統合プロジェクトにおいて、ネットワールドが提供するEMC社製重複排除バックアップストレージ「EMC Data Domain DD160」と、NetApp社製ネットワークストレージ「NetApp FAS2220A」を導入し本番稼働を開始したことを発表します。
アクサスは、インフラ最適化やコスト削減の一環として、社内で稼働する物理サーバの台数を削減するためにVMwareの導入に着手し、それに伴いネットワークストレージの導入が急務となりました。同時に、東日本大震災をきっかけとして、重要業務データを保全するための遠隔バックアップ体制も確立することにしました。
システムの提案・構築は、ネットワールドのパートナーであるリコージャパン株式会社(本社:東京都中央区)とリコーITソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区)が行ない、EMC と NetApp の組合せによるソリューション導入において、両製品に精通したネットワールドの技術支援が高く評価されました。


◆ 導入の背景
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アクサスは、「ドラッグストアチャーリー」「アワーリカー」「アレックススポーツ」など12の店舗ブランドを展開し、ITを活用して、戦略的に事業展開しています。システムの安定稼働、ビジネスニーズに合せた迅速な適応性を重視して最新テクノロジーの導入に、積極的に取り組んでいます。
その一環として、インフラ最適化やコスト削減を目指して、社内で稼働する物理サーバの台数を削減するためにVMwareを導入する業務サーバの仮想統合プロジェクトを推進する中、高機能・高信頼なネットワークストレージが不可欠となりました。同時に、Windowsベースで構築されていたファイルサーバも統合することになりました。また、東日本大震災をきっかけに、IT資産の保全が重要な課題と認識され、システムやデータを確実に守れる仕組みを構築することにしました。


◆ 採用のポイントと導入成果
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アクサスのシステムは24時間稼働に近いため、仮想化基盤用のストレージは、耐障害性の高さが最も重視され、ディスク二重障害からもデータを保護する「RAID-DP」や「Snapshot」などの機能を備えるNetApp社のネットワークストレージ「NetApp FAS2220A」が採用されました。
遠隔バックアップは、多額の費用や運用負担を掛けることなくデータ保全を実現するという観点で、低コストでシンプルに運用可能なEMC社の重複排除バックアップストレージ「EMC Data Domain DD160」が採用されました。
現在は、アンチウィルスサーバや資産管理サーバ、ドメインコントローラなどのシステム群を仮想化して「NetApp FAS2220A」のNFS領域に集約。また、ユニファイド機能を活かしてCIFS領域も確保し、ファイルサーバとして活用しています。さらに、「NetApp FAS2220A」の自動診断・監視ツールである「Auto Support」が、運用管理負担の軽減に役立っていると評価されています。
仮想マシンイメージはイメージバックアップを、業務データやファイルデータはデータバックアップを利用して「EMC Data Domain DD160」に保存しています。重複排除機能により、保存データ容量は約1/16に削減されており、リモートレプリケーションツールである「EMC Data Domain Replicator」を用いて、遠隔地のデータセンターに設置されたもう1台のData Domainへコピーしているので、万が一本社ビルが被災した場合なども、重要業務データを保全することが可能となりました。

アクサスでは、今回のプロジェクトに含まれていない業務システムであるメールサーバや各事業部門で稼働しているファイルサーバなども、今後、費用対効果や利便性なども見極めた上で、集約・統合化を進めていく計画です。

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