ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、宮銀コンピューターサービス株式会社(本社:宮崎県宮崎市、代表取締役社長 若曽根 隆志)が新たに提供するリモートバックアップサービスに、ネットワールドが提供するEMC社製重複排除バックアップソリューション「EMC Avamar」(以下 Avamar)を採用し、本稼働を開始したことを発表します。

今回の導入対象であるリモートバックアップサービスは、宮崎県内の自治体や関連団体のBCP強化を支援するサービスです。市町村が保有する住民情報などの重要データを同社のデータセンターへバックアップすることで、万一の広域自然災害などからの確実な保全を実現します。
同社では、バックアップ、ストレージ分野において豊富な経験と実績を持つネットワールドからの提案を受け、地域の安心・安全に寄与するためのプロダクトとしてAvamarを採用しました。
なお、今回のシステム構築はネットワールドのパートナー企業である九電ビジネスソリューションズ株式会社が担当しました。


◆ 導入の背景
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宮銀コンピューターサービスは、宮崎銀行グループのIT関連企業です。高い信頼性・可用性が要求される銀行システムの開発・運用で培った経験を活かし、地域の自治体や民間企業に対して高品質かつ最適なITソリューションを提供しています。
最近では官公庁・地方自治体においてもBCP強化が大きな課題となっており、同社の顧客である宮崎県内の自治体からも、重要データの遠隔保全を実現するサービスを求める声が高まっていました。
そこで同社では、自社保有のデータセンターである「宮崎中央インターネットデータセンター」を利用した新たなリモートバックアップサービスの開発に着手しました。


◆ 導入のポイントと成果
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今回の導入にあたり、Avamarが評価された主なポイントと成果は以下の通りです。

1.グローバル重複排除による効率的なバックアップ
数多くのユーザを対象とする大規模バックアップサービスでは、大容量データの効率的な転送/保管が大きな課題となります。Avamarには高度な重複排除機能が備わっており、転送対象のデータ量を最大1/500に縮小することができます。また、複数のシステムにわたって重複データを排除するグローバル重複排除機能も備わっています。今回のプロジェクトでも、このメリットを活かすことで効率的なバックアップサービスを実現。事前に実施した検証作業において、ファイルサーバで最大約99%、データベースサーバで最大約77%の重複排除に成功しています。

2.遠隔地サイトへのレプリケーション
同社が保有する宮崎中央インターネットデータセンターは、宮崎県内でも屈指の設備を誇る非常に堅牢な施設です。しかし宮崎市近隣の自治体にとっては、自庁舎との距離が近いことが懸念点となる可能性がありました。そこで同社では2台のAvamarを導入し、筐体間レプリケーション機能を利用して県外のデータセンターにもデータをコピーすることで、重要データの確実な保全を図っています。

3.導入・展開の容易さ
Avamarはバックアップ対象のサーバにエージェントをインストールすることで重複排除バックアップを行います。ユーザ側の環境に大きな改修を加える必要がないため、低コストかつスピーディにBCP環境を構築できます。また、データセンターへの導入も容易なアプライアンス型の製品であることから、新規サービスの迅速な立ち上げにも役立ちます。今回のプロジェクトでも、約1ヶ月半程度の構築期間でリモートバックアップサービス用の環境を構築しています。


※EMC製品の情報は、以下をご覧ください。
http://www.networld.co.jp/emc/main.htm


◆ 今後の展開
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同社では、自治体だけでなく地元でビジネスを展開する民間企業に対しても今回のリモートバックアップサービスを提供し、データセンター事業のさらなる拡大に役立てていく構えです。

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