Linuxの成長促進に取り組むグローバルな非営利団体であるThe Linux Foundation (略称:LF)は、アジア地区最大規模のLinux/OSS国際技術カンファレンス「LinuxCon Japan 2011」(以下 LinuxCon Japan)を、2011年6月1日(水)  ~3日(金) パシフィコ横浜にて開催します。
「LinuxCon Japan」のプログラムは、世界中から公募し厳正な審査を経た技術発表(プレゼンテーション、パネル、分科会、テクニカルチュートリアル)を中核として構成されますが、The Linux Foundationは、この技術発表申込み(CFP:Call for Participation)の受付を開始しました。
The Linux Foundation では、個人・法人メンバーだけでなく、Linux/OSS に重要な影響力を持つテクニカル、ビジネス、リーガル分野のリーダーに広く応募を呼び掛けていきます。

「LinuxCon Japan」は、北米最大のLinuxカンファレンスとして毎年開催している「LinuxCon」のアジア版で、今年が第3回となります。日本、アジア諸国はもちろんのこと、世界中からLinuxコミュニティのトップクラスのエンジニア、意思決定者、および業界エキスパートが集結し、Linuxコミュニティのコラボレーションと発展を促進することを目的としており、開発者、エンドユーザ企業、業界エキスパート、学生、報道関係者など、 Linux に興味を持つ誰もが参加できます。

アジア地域で唯一のLinux カンファレンスであることから、The Linux Foundationでは、特に、日本、および、アジア太平洋地域の技術者の積極的な応募に期待しており、年々その数は増加しています。 The Linux Foundation では、「2011 年に特に注目を集めそうなお勧めトピック」、「提案書を作成する際のヒント」などに加えて、英語が応募のボトルネックにならないよう、英語を母国語としないメンバーへのサポートも提供します。

「LinuxCon Japan」の詳細は、Webサイトで順次公開していきます。


◆「LinuxCon Japan 2011」開催概要
http://events.linuxfoundation.jp/events/linuxcon-japan
◇日 程 :2011年6月1日(水)  ~3日(金)
◇場 所 :パシフィコ横浜
◇内 容 :基調講演、カーネルメンテナの特別講演、技術発表、テクニカルチュートリアル、BOF(分科会)、ミニサミットなどを予定。
     ※プログラム詳細は順次Webサイトにて公開
◇来場者:約500名(予定)
◇対 象:Linuxおよびオープンソースソフトウェアに関心を持つすべての方
◇申し込み:以下のWebサイトからお申し込みください。
 http://events.linuxfoundation.jp/events/linuxcon-japan/register


◆発表者募集概要

応募に関する詳細は以下のWebサイトをご参照下さい。
http://events.linuxfoundation.jp/cfp

◇ 期間:2011年 1月11日   ~3月11日   (米国太平洋夏時間)

◇ 申し込みの手引き
(1) 申し込みのタイプを選択します。
  プレゼンテーションタイプは以下の4種類があります。
 ・45 分間のプレゼンテーション
 ・45 分間のパネル ディスカッション
 ・2 時間のテクニカルチュートリアル
 ・1 時間の BOF (分科会)

(2) 提案書のカテゴリを選択します。
 ・Developer (kernel, core development, software engineering)
 ・Operations (systems administration, architecture, Linux deployment)
 ・Business (open source governance, legal, enterprise)
 ・Wildcard

(3) 提案書の概要に対応するトピックを選択します。
※「お勧めトピック」リストを参照

(4) あなたの講演経験などを含む略歴を150語以内(英文)で作成してください。

(5) あなたの提案の発表概要を150語以内(英文)にまとめ、以下の2つのパラグラフで構成して作成してください。
 ・パラグラフ 1
  プレゼンテーションの要約。重要事項や関連性を含める。
 ・パラグラフ 2
  あなたのプレゼンテーションの主な対象者、プレゼンテーションで得られる知識、あなたの講演経験、あなたのプレゼンテーションを Linux エコシステムや LinuxCon Japan で講演する意義。

(6)プレゼンテーションに必要な機材/環境のリスト (インターネット接続、ホワイトボードなど)。

(7) プレゼンテーション用のスライドは、2011年 5月30日  までにPDF形式で提出してください。


◇ 2011 年に特に注目を集めそうなお勧めトピック
・最新Linuxカーネル関連トピック
・オープン ソース コンプライアンス
・クラウド コンピューティング
・エンタープライズ環境における Linux の最適化
・Linux 導入の成功事例
・Linux システムの管理 (トレーシング)
・システム管理のためのセキュリティとベストプラクティス
・ファイルシステム
・パワーマネージメント
・モバイル (スマートフォンやタブレットなど) と Linux
・Linux と OSS コミュニティが直面している法務的問題
・ライフスタイル、生産性、文化など、Linux エコシステムに影響を与える非技術的なもの。

※「LinuxCon Japan 2010」の発表リストを以下でご覧いただけます
http://events.linuxfoundation.jp/2010-01-12-02-42-46/2010-06-22-02-52-46/linuxcon-japan/slides


◇ 提案書を作成する際のヒント
・参加者をイメージする: 優秀な技術者が集結します。彼らを惹きつける魅力あるプレゼンテーションを提案しましょう。
・コマーシャルは禁止: これは営利目的のイベントではありません。販売促進のための提案書は受け付けません。
・ターゲットの前提知識を明確に: あなたがターゲットとする聴衆は、初心者ですか、コア開発者や IT 専門家ですか、企業経営層ですか。
・魅力的なトピックを: 参加者が興味をそそられるプレゼンテーションを考えましょう。たとえば、重要なプロジェクトに関するもの、あるいは、既存の問題について提案を投げかけ、コミュニティのアドバイスを求めるものなど。
・時間配分を考えて: 45 分間しかありません。この時間内に議論できるようなテーマの提案書を作成してください。
・技術力だけでは不十分: The Linux Foundation は、そのトピックについての知識があるだけでなく、それを魅力ある方法で伝えられる発表者を求めています。聴衆がノート PC を閉じ (または少なくとも時々顔を上げ)、聴き入るようなプレゼンテーションを期待しています。

パネル ディスカッションを提案する場合は、参加者全員のプロフィール (会社名・役職ほか) を明記してください。テクニカル チュートリアルは、2 時間枠を満たし、参加者がすぐに利用できるスキルや知識を提供する必要があります。


◇ 英語による資料の準備について
The Linux Foundation は、国際的なコミュニティをサポートすることにより、Linux の発展に寄与しています。したがいまして、LinuxCon Japan では、英語を母国語としないメンバーからの申し込みを呼びかけています。一方で、言葉の壁によって、LinuxCon Japan に提案書を提出できない可能性があることも理解しています。そこで、ご希望があれば、提案の準備に際して、英語を母国語としない方のためのサポートを提供いたします。
詳細は、 までお問い合わせください。


◇ 今後のスケジュール
2011 年 1月11日  : Call For Participation (発表者募集) 開始
2011 年 3月11日  : Call For Participation 締め切り
2011 年 4月 1日: 講演者への審査結果通知
2011 年 4月 5日: 講演者発表
2011 年 5月30日  : スライド提出期限
2011 年 6月1日  ~3 日: LinuxCon Japan 2011

◆「LinuxCon Japan 2011」 ステアリングコミッティのメンバー
Yoshiya Eto, Fujitsu
Hisashi Hashimoto, Hitachi
Hiroshi Miura, NTT Data
Hisao Munakata, Renesas
Tsugikazu Shibata, NEC
Noriaki Fukuyasu, The Linux Foundation
C. Craig Ross, The Linux Foundation


◆ 「LinuxCon Japan 2011」のプログラムコミッティのメンバー
Jon Corbet, LWN.net
Masami Hiramatsu, Hitachi
Naoaki Maeda, Fujitsu
Paul Mundt, Renesas
I.P. Park, Samsung
Tsugikazu Shibata, NEC
Fernando Luis Vazquez Cao, NTT
Ric Wheeler, Red Hat
Chris Wright, Red Hat
Ibrahim Haddad, The Linux Foundation
C. Craig Ross, The Linux Foundation

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The Linux Foundation

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