公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(会長 若林恭英/所在地 東京都新宿区)は、岩手県遠野市、陸前高田市、大槌町に拠点を置き、東日本大震
災で公立図書館や書店が大きな被害を受けた岩手県沿岸部で移動図書館活動「いわてを走る移動図書館プロジェクト」を展開しています。

ジャンル・年齢層を問わずさまざまな本をお届けするとともに、カフェスペースなどを設けて、住民の方たちとの交流も大切にしています。運行開始から半
年、2012年1月の活動中に聞かれた「声」をお聞きください。

◆「みんなと一緒に本を広げるのがいいのよ」(大船渡市)◆

■陸前高田市

年末年始をはさんだため、約1カ月ぶりの訪問となった陸前高田市。

「全然来てくれないから、読む本なくてたいへんだったんだよ」、「やっと来てくれてよかった」

すみません!

1月の活動では、岩手県の沿岸部の寒さを考慮して、移動図書館車を仮設住宅の集会所の近くに横付けし、貸し出しやカフェのスペースを集会所内に設置。
そこでこんな声。「靴を脱ぐの面倒だからここで借りさせて」

■大船渡市

同じような声は大船渡市でも。

「本は外なの?くつを履いたり脱いだり面倒くさいよ」、「集会所に本を広げてほしいわ。コーヒー飲みながら本が見たいのよね」外で本を広げるのか、中でやるのか、動線は大きな課題です。

コーヒーは人気。「図書館さん(私たちのことです)のコーヒー美味しいから、もう一杯いただくわ」うれしいです。

いつも来る方がまだのようで、「みんな今日はまだ?」という方もよくいらっしゃいます。

移動図書館のスペースが待ち合わせや集いの場所になっています。

「ここで見ておもしろいって思って借りるけど、仮設の家に戻ると見ないもんよね。集会所でみんなと一緒に本を広げるのがいいのかも」

この活動が、住民の方同士の語らいの場になればうれしいです。

その一方で、移動図書館で借りた本がおもしろかったらネットで購入する、という方もいます。

「インフルエンザが流行してきたから、子どもたちが来なくてさみしいね」

みなさんお大事に。


協力:3.11絵本プロジェクトいわて
共催:大槌町教育委員会
後援:社団法人日本図書館協会、岩手県立図書館、陸前高田市教育委員会、大船渡市、大船渡市教育委員会、山田町教育委員会、社団法人読書推進運動協議会


■本件に関するお問い合わせ先
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)
〒160-0015 東京都新宿区大京町31 慈母会館2、3階
Tel:
FAX:
E-mail:
担当:鎌倉
http://www.sva.or.jp/iwate

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