ブラック企業の情報が100社に到達しました

2025年8月3日  ブラック企業情報の投稿数が100社に到達
～依然として根強い労働問題、氷山の一角に過ぎない実態～

労働・キャリアに関する情報発信を行うメディア「涼しく生きる」（運営：ブラック企業研究家・長池涼太）は、このたび読者や一般の方々から寄せられたブラック企業に関する情報が100社に到達しました。

本メディアでは、メディア等で報じられるブラック企業・労働問題の情報を集めたり、情報提供フォーム( https://www.ryota-freedom.com/leak-form
)を設置し、日々労働現場で直面している実態の声を集めています。その結果、開始から一定の期間で100社にのぼる情報が集まりました。これはひとつの節目であると同時に、依然としてブラック企業の問題が社会に深く根を張っていることを示すものです。

寄せられた情報を分析すると、業種別では製造業が最も多く、次いで教育分野、さらに卸売・小売業が続く結果となりました。教育分野が2位に入っている点は、若者や子どもたちに直接関わる領域で深刻な労働問題が存在していることを浮き彫りにしています。

また、事案の内容では、ハラスメント（特にパワハラ）が最多で、長時間労働がそれに次ぐという傾向が明らかになりました。これらは長年社会的に問題視されてきたテーマでありながら、依然として多くの現場で繰り返されていることが確認できます。

しかし、この100社という数字は決して「全体像」ではなく、あくまで氷山の一角に過ぎません。実際には声を上げられない労働者も数多く存在し、社会に埋もれているケースは計り知れないと考えられます。

「涼しく生きる」では、こうした情報を単なる数字として終わらせるのではなく、教育現場でのキャリア教育や社会全体での議論のきっかけとして活用していただきたいと考えています。今後も引き続きブラック企業に関する情報を広く募集し、労働環境の改善に役立てられるよう発信を続けてまいります。


◎お問い合わせ先

ブラック企業研究家・長池涼太
ブラック企業・キャリア専門メディア「涼しく生きる」
ウェブサイト：https://www.ryota-freedom.com/

※取材や講演依頼についても随時受け付けております。