タイトル : 陳 敬寶 写真展「迴返」
会  期 : 2011年11月21日(月)   ~ 2011年12月25日(日)  
10:00 ~ 19:00 会期中無休・ 入場無料
会  場 : 写大ギャラリー (東京工芸大学・中野キャンパス内)
〒164-8678 中野区本町2-4-7 芸術情報館2F
TEL  (代)
地下鉄丸ノ内線/大江戸線 中野坂上駅下車 1番出口・徒歩7分
入場料  : 無料
展示作品 : 白黒写真作品 約20点
主  催 : 東京工芸大学芸術学部/1839當代芸廊
ギャラリートーク : 2011年11月26日(土)    15:00 ~ 17:00 入場無料

[写真展概要]
陳 敬寶氏は現代台湾において中堅世代を代表する写真家として活躍しています。台湾の国道沿いなどに点在する派手なネオン装飾のガラス張りスタンドで、露出度の高い衣装を着て檳榔(ビンロウ=噛みタバコに似た台湾の嗜好品)を売る若い女性達を撮影した「檳榔西施」シリーズや、一般住宅と小さな廟や墓が隣接している台湾の町並みを撮影し、現世と来世が共存する台湾庶民の精神風土を描いた風景作品「天上人間」シリーズなど、写真のストレートな芸術性を追求しながら、現代の台湾社会を鋭く捉えた作品で知られています。
今回展示する「迴返」(ホエファン)シリーズは、自身が小学校教員であるキャリアを生かし、2001年より制作が始められたプロジェクトであり、子供たちに描いてもらった回想シーンを再現し撮影した作品です。
まず12才くらいの小学生の子供たちに、楽しかったことや悲しかったこと、腹の立ったことなど、小学校での最も印象に残っている出来事について書いてもらい、それらを細部まで描写できる大型カメラを用いて、映画のように自然光と人工照明を駆使しながら撮影しています。
これらは、自分自身や他者の記憶の断片を再現し、演出しながら撮影することによって、ドキュメンタリー・フォトとステージド・フォトの結合を試みようとした作品であり、現実とパフォーマンス、写実と演出の間を行き来しながら、多くの台湾の人々の集団的な記憶を再構築し、探求している作品といえます。

作者略歴  陳 敬寶(チェン・ジンパウ)

 1969年中国福建省近海の台湾管轄下にある馬祖北竿島に生まれる。1999年にニューヨークのスクール・オブ・ヴィジュアル・アーツ写真学科を卒業。同年に「片刻濃妝:檳榔西施」のシリーズで台北市写真祭新人賞を受賞。2008年 韓国大邱写真ビエンナーレ、パリ世界文化会館でのグループ展などに作品が出品される。2009年 台北美術賞優作を受賞、国立台湾美術館のコレクションになる。2010年 東川町国際写真フェスティバル海外作家賞を受賞。



【本リリースに関するお問い合せ先】
東京工芸大学 学事部広報課 電話 : / FAX
担当 : 田川、林 e-mail :





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