2023年04月17日(月)  ,アピアランス心理センターは、「コロナ禍での身体変工経験増加の実体およびその理由-脱毛や美容整形や増毛を対象とした検討ー」に関する調査結果を公表しました。

<アンケート調査の背景>
新型コロナウイルス感染症の対策で、化粧行動などに変化が生じたことが知られています。コロナ禍により他の外見変容行動(脱毛,美容整形,増毛)がどのように変化したのか、そしてその背景について調査しました。

<調査概要>
タイトル:「コロナ禍での身体変工経験増加の実体およびその理由-脱毛や美容整形や増毛を対象とした検討ー」
目的:コロナ禍により外見変容行動の経験がどのように増加変化したのか、そしてその背景にどのような心理があるのか調査により明らかにする。
調査期間:2023年2月  
調査方法:アイブリッジ株式会社のパネル利用によるインターネット調査
対象者:居住地 全国
年 代:10代・30代・40代・50代・60代
性 別:男女
サンプルサイズ:3142名

<主な結果>
■コロナ禍になって脱毛をした人は20代で多い。美容整形や増毛も、数は少ないが20代が他の年代よりも多い傾向に
例えば、「脱毛サロンやエステサロンやクリニックでの脱毛」について「コロナ禍中にはじめて経験した」と回答した人は20代男性で9.0%、女性で10.9%でした。年代が高くなるほど割合は小さくなっています。

■コロナ禍前に対する増加率の大きさは、若年男性で顕著
「脱毛サロンやエステサロンやクリニックでの脱毛」については20代男性は221.1%、「クリニックなどでの美容整形」は300.0%でした。年代が高くなるほど割合は小さくなっていますが、全体的に女性よりも増加の割合は大きいことが示されました。女性はすでにコロナ禍前に経験した人の割合が大きいことが理由と考えられます。

■コロナ禍中の脱毛・美容整形・増毛の主な開始理由は、時間の余裕ができたことと自分の外見を意識するようになったこと
例えば、コロナ禍中の脱毛の開始理由は、「自分磨きの時間ができたから」は男性で28.4%、女性で22.4%でした。全体的に、時間に余裕ができで自分の姿に意識を向ける機会が増えたことが要因になっていると考えられます。また、美容整形の場合は、それに加えて、コロナ禍におけるリモートワークやマスク生活などによって施術後のダウンタイムが目立ちにくいというのがもう一つの大きな要因になっていることが確認されました。

■今回の調査を通じて
コロナ禍において、脱毛や美容整形や増毛といった外見変容行動がおこなわれるようになった実体が明らかになりました。この傾向はまだ続く可能性があります。ただし、時間の余裕といった要因が大きいことから、コロナ禍の生活が終息した場合には、増加は落ち着く可能性もあります。コロナ禍でも人は身体を整え飾るという営みを継続していること、むしろ、コロナ禍という機会を有効に活用していることがうかがえました。
アピアランス心理センターは、引き続き人の外見変容行動の背景にある心理の解明について引き続き取り組んでまいります。

<調査内容の要約と詳細>
それぞれ以下のURLからご確認いただけます。
プレスリリース用:https://appearancepsychology.com/wp-content/uploads/2023/04/press1.pdf
報告書:https://appearancepsychology.com/wp-content/uploads/2023/04/report1.pdf

【調査実施】
アピアランス心理センター
https://appearancepsychology.com/
担当者名:鈴木
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👤 発行者について

アピアランス心理センター

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