社会に浮き彫りになっている問題・事柄を中心に描く±0(プラスマイナスゼロ)では、このたび第六回本公演「今宵、イルカの背にのって」を2023年5月24日(水)  〜5月28日(日)  、テアトルBONBON(東京都中野区)にて上演することをお知らせいたします。


■あらすじ
「ねえねえすごいでしょ?」
「私のお父さんと、幼馴染はね、イルカの調教師なんだ!」
セトはそうみんなに言いふらしていた。

みんなは何も答えなかった。
そして、みんななぜか首を横にふる。
妹でさえなぜか首を横にふる。

私の言っていることは誰も信じてくれない。
妹は私に「お姉ちゃん、気をしっかり持って」という。
何を言っているのか私にはさっぱりだった。

みんなと別れて数ヶ月。
いつ会えるんだろう。幼馴染に。
お父さんには、いつ会えるんだろう。
どうしてみんなは私から離れてしまったのだろう…。
最近は、いろんなところから、音が聞こえる。変な音が。飛行機の音とか…。
私には理解できていないのかもしれない。何もわからない…。
気づいた時には自ら蓋をしていた。見えていたものに。
真実から目を背けてしまった。

彼女はこの世界を見つめ、歩み続けるしかなかった。

■公演概要
日程  :2023年5月24日(水)  〜5月28日(日)   全8公演予定
場所  :テアトルBONBON(〒164-0001東京都中野区中野3-22-8)
チケット:カンフェティにて
     4月24日(火)  18時より販売開始
     前売りS席 8,000円 A席 7,000円

<キャスト>
三田麻央
仲美海(劇団4ドル50セント)

吉倉 明里
藍菜

中澤隆範
いそなおこ
鈴木 大二郎
中浜未来
渡部嬉乃

稲葉光
沢田冬樹(文学座)

藤澤まな(±0)
山田貴之(±0)


■作・演出 たはらひろや コメント
昨今、世界情勢が悪い方向に向かっている気がしています。
私にできることはなんなのかを必死に考えて生きている毎日です。

その中でわかった事は、私は私の物語を作ってそれを通して見ていただいた皆様に感じたものを大切に持って帰っていただく。それが今の僕にできる世の中に対しての精一杯なんだなと感じています。

直接的に僕が何か声を上げるより、物語を通じて共感していただき、混沌とした今の世の中と一人一人がきちんと向き合っていく。

何事も他人事とせず、自分たちが世間を動かしているという自覚を持って生きていく世界になるといいなと思います。

今回も、素敵な俳優さんたちが集まってくれました。
コロナも少しずつ落ち着いてきましたし、皆様の心の拠り所が作品の拠り所にもなり得る様、キャスト一丸となって必死に演劇と向き合います。

お楽しみにっ!!


■劇団±0(プラスマイナスゼロ)について
2017 年、旗揚げ公演『記憶の果て』を⽪切りに年2〜3 本のぺースで新作を発表。社会で浮き彫りになっている事柄を抽象的に表現していく作⾵。⾃分たちが気づかない、無視しているような「⿊い部分」「後ろめたい部分」などを押し出す。それらを役者の⾔葉と⾝体を駆使して、より“リアルなもの”に近づけていく芝居を特徴としている。
2019年公演『歪み』では児童虐待を題材に作品を作る。
2021年10⽉『遠い遠い国どこかで』ではTikTokで⼈気を博している荒牧理沙を主演にシアター711にて公演を⾏う。
2022年5月『欲動と動乱』では、室将也を主演に迎え、公演を行う。共演:秋場悠里、岩崎良祐、仲美海(劇団4ドル50セント)、西村由花(青年団)、倉貫匡(TRASHMASTERS)
Twitter: https://twitter.com/pluplumimi0


<たはらひろや について>
東京都出身、1995年1月21日  生
±0主宰
高校二年時から芸能活動を始める。
CM、再現VTR、映画、舞台出演などを果たし某大学演劇科入学。学生劇団空中庭園を旗揚げ。海外で扱われているリアリズム演劇という方法論をベースにオリジナル短編劇、長編劇、古典作品を作り、客演として様々な作品に出演。
近年では「ツキウタ。ステージ」「東京リベンジャーズ~血のハロウィン編~」、ミュージカル「ポーの一族」(明日海りお、千葉雄大 主演)、ミュージカル「マタ・ハリ」等の演出助手、アクティングコーチとしても活動している。

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👤 発行者について

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