アダルトインプロは、オンラインでの、台本のない大人の演劇を上演する団体です。
5月8日  、11日に以下の演目を上演致します。

「Secret Night」企画:アダルトインプロ 構成:忍翔
2021年5月8日(土)  /11日(火) 両日22:30〜24:00(本編70分+アフタートーク15分)
@Zoom/1公演2000円 2公演3500円
https://peraichi.com/landing_pages/view/adultimpro
公演・取材問い合わせ先 (忍翔)

【挨拶 緊急事態宣言下の今だからこそ】
緊急事態宣言が発令され、各方面から公演中止の報が僕のタイムライン上を埋め尽くしています。
文化芸術が一番後回しにされてしまう、この日本を憂うよりも、我々はやれる範囲で出来ることをやるしかありません。
このアダルトインプロは、昨年のコロナ禍をきっかけに結成されました。表現の場を失った役者や、演劇に触れる機会を失ってしまったお客さんのために、オンラインだからこそ楽しめる演劇を目指して作りました。
画角が制限されるからこそ、観ている側の想像が膨らみ、バーチャル背景が更にそれを後押しします。
また、即興だからこそ、チャットから受けたお客さんのアイデアを活かしてストーリーに盛り込めると言う点は、お客さんの参加度と満足度を上げることに繋がっています。
詳細な魅力や思い入れについては、以下で明記させて頂きます。より多くの方に知ってもらい、観る人ももちろんですが、出演することに積極的な役者さんとも出会いたいと思っています。

【アダルトインプロとは?】
オンラインでの、台本のない演劇を上演する企画団体。
脚本芝居と即興芝居(インプロ)の経験が豊富なメンバー達で、1時間の作品を即興で作り上げる。
また、「大人の」をコンセプトと掲げているため、毎回深夜の時間帯(22:30から)に上演している。

〜以下、Twitterでの感想引用(#アダルトインプロ)〜

「生まれて初めてインプロショーなるものを視聴しました。即興で何ができるのか・・・と思っていたが、思いの外、完成度が高くて驚き。」

「観劇しました~!!非常にアダルト。でも下品に感じなかったし、すごく世界観が好きだった。もっとキャラクターそれぞれ深堀りしたいwというか、率直にインプロでここまでできるのが本当にすごかった。何かインプロだからこその会話のリアル感や緊張感が伝わってきて良かった」

「予想に反して、セクシャルな表現に対して苦手感があまり出なかった。俳優同士も観客もZoomを介しているので、純粋に一つの物語として観れたのかな。人物の輪郭がシーンを重ねるごとにくっきりしていくのが鮮やかでした。とても見応えのあるショー、深夜。」

【Secret Nightとは?】
舞台は乱交パーティーの会場。
そこに、一度限りの出会いと交わりを求め、4人の男女がやってくる。
欲望の赴くままに、自身を曝け出す男女。
そして徐々に、それぞれの隠された秘密が明らかになる…
※当作品には、過度な露出こそありませんが、性的な表現(性行為の描写)があります。18歳以下の方の視聴はご遠慮いただいております。

【忍翔とは?】
インプロバイザー&コーチ、俳優、演出家。
インプロの父と呼ばれるキース・ジョンストンの愛弟子であり、世界的に活躍するインプロバイザーでもあるショーン・キンリー、パティ・スタイルズ、ダン・オーコナーらに師事し、世界標準のインプロを日本に伝え、広める活動をしている。インプロの国際組織「国際シアタースポーツ協会(通称:iTi)」アジアメンバー&インプロアカデミー専属講師。
https://lit.link/oshow

【アダルトインプロメンバー】
大塚由祈子
アマヤドリ劇団員、セカンドサークルメンバーとして、脚本と即興の二足のわらじで活動。子供に向けて、演劇、ダンス、インプロの指導も行っている。
小島啓寿
劇団カムカムミニキーナに10年在籍。退団後インプロを学び、2014年Asobibaを立上げ、年間80本以上のライブとワークショップを全国各地で行っている。
花里サチホ
大手建設会社を退職後、女優の道へ転身。UPSアカデミーを卒業後、吉本興業に所属。舞台や映画だけでなく、芸人「ステレオタイフーン」としても活動している。
池田レゴ
劇団ClownCrownの主宰として、荻窪の小劇場「i Rego Garage」を運営。主に社会人に向けて、想像力・表現力向上法としての演劇の指導を行っている。
藤田祥/さち
文学座附属演劇研究所卒業後、インプロモーティブに所属。現在は役者向け、子供向けワークショップリーダーとして、また幼児教室の講師としても活動している。
佐竹謙伸
現役東大生としてシアターマーキュリーに所属しつつ、東大初のインプロサークル・IMPUTの共同主宰も行うなど、幅広く活動している。
左京ふうか
高校演劇時代「アルプススタンドのはしの方」で全国大会優勝。以降舞台を中心に全国を飛び回りながら活動している、アクティブ演劇女子大生。

【なぜ乱交パーティーなのか?】
僕(忍翔)にとっての演劇の面白さは、人間の自己暴露です。
その人の隠された秘密や、裏の顔が見えるとワクワクします。
そして、それが最も出やすい環境というのが、乱交パーティーなのです。
「明日乱交パーティー行くんだ!」と学校で言いふらす人はまずいません。普通はコソコソ行きます。それでもなぜ行くかと言ったら、日常では満たされない欲求があるからです。なのでこの場所は、隠された秘密が渦巻く場所なのです。
そして基本的には一夜限りです。もちろん中で結ばれる人ももちろんいるでしょうが、ほとんど偽名使ったりするでしょうし、日常の自分、表の顔は知られたくないはずです。なのでこの場所は、裏の顔が見えまくる場所なのです。
さらに言うと、性癖というもの自体、僕は究極の自己暴露だと思っています。
だからこの場所は、僕にとって(演劇的に)最高に面白い場所なのです。

【なぜ即興なのか?】
この作品内に登場する4人の男女客の職業は、上演前にお客さんからコメントで頂きます。それによって、毎回違った内容を楽しむことが出来ます…と言うのは最も簡単な理由です。
ここが僕にとって重要なのですが、即興で演じることによって、その職業やキャラクターを背負った役者たちの独自の観点(Point of view)が出て来ます。僕はそうやって生まれたアイデアが積み重なって作品になっていく方が、一人で全て作り上げてしまうよりも面白くなると思っているのです。
それに、これは少なからず自分がですが、長時間悩んで考え出したアイデアよりも、その場でSpontaneous(自然発生的、ひらめき)に生まれたアイデアの方が遥かに興味深く、自分自身ですら驚くようなことがあります。
そうやって、お客さんや役者と一緒に、その場でSpontaneousに生まれたものを使って、積み上げていく。
この形が、僕にとって最も面白いもの(少なからず驚きがあるもの)を作る方法としてベストなのです。
ちなみに、即興で作られるものに関して、そのクオリティを気にされる方は多いかと思いますが、それを補償するために大枠の構成(始まりと終わり、限られた空間、限られた時間)があります。僕らは制約がある中で自由に演じ、だからこそ創造力豊かになることが出来ます。そしてそこから作品を作り出せるチームが、このアダルトインプロなのです。

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