新型コロナウイルスの感染が世界中で拡大する中、東南アジアでの学校建設事業などをおこなっている「エルセラーン1%クラブ」(事務局・大阪市)とNPO法人「p.u.sバングラデシュの村を良くする会」(事務所・兵庫県丹波篠山市)は共同で11月から、学業継続が困難になっているバングラデシュの中学生100人に緊急奨学金の無償支援を始めました。支援期間は1年間で、1人当たり月7米ドルを支給します。事務経費などを含めた支援事業規模は約140万円となります。
 バングラデシュでは新型コロナウイルスの感染が拡大したため、エルセラーン1%クラブとp.u.sは今年4~5月、生活が困窮している約400世帯に対して生活支援金や米、小麦粉、食用油など総額100万円相当を配布しました。
 しかしその後も感染拡大は横ばい状態になったもののおさまらず、失業者が増えて子どもが学業を続けることが難しい家庭が増えています。中には、家計費を抑えるため中学校に通う娘に学業を断念させて強制的に結婚させるケースも出ています。エルセラーンが無償で建設した小学校を卒業し中学校に進学して勉強を続けている生徒の中にも、親が失業して学業継続が難しい子どもが目立っています。
 今回の緊急奨学金は、親に子どもの強制結婚や未成年労働(児童労働)を思いとどまらせ、将来の夢に向かって頑張る子どもたちの学業を支援するものです。ジャルシャ、ドッキンジャムシャなど4つの中学校の協力を得てp.u.s の現地スタッフが300人以上の候補者からアンケートや聞き取り調査をおこない、成績や親の収入などをもとに100人を選抜しました。このうち84人が女子生徒、16人が男子生徒で、社会的に立場が弱い女性に手厚くしています。
 月7ドルの奨学金は、授業料・塾の月謝の支払いや教科書、参考書、文房具、制服の購入などに充てられます。

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