「シンフォニエッタ 静岡」(所在:静岡県焼津市、芸術監督:中原朋哉、楽団長:植田明美)の、2019年3月3日  に行われた 第56回定期公演~ブラスのひびき~ の演奏曲目より、下記の7曲の配信が開始された。
配信サイトは、ナクソス・ミュージック・ライブラリ、Apple Music、Amazon、LINE MUSIC、レコチョク ほか、世界の約80のサイト。(※サービスよって配信開始日が異なります)

吹奏楽の世界では大人気の作曲家A.リードの「金管と打楽器のための交響曲」、「オセロ」(オリジナル編成版)と、フランスの作曲家たちの華やかなファンファーレによるプログラム。トマジの「典礼風ファンファーレ」にはソプラノ独唱が入ります。
  
~ブラスのひびき~

【曲目】
■デュカ:「ラ・ペリ」へのファンファーレ  
■ルーセル:異教徒の祭典のためのファンファーレ 
■A.リード:金管と打楽器のための交響曲
■ドビュッシー:劇音楽「リア王」ファンファーレ
■A.リード:交響的素描「オセロ」(オリジナル編成版)
■ドビュッシー:劇音楽「聖セバスチャンの殉教」ファンファーレ
■トマジ:典礼風ファンファーレ (ソプラノ:加藤早紀)
2019年3月3日   ライヴ録音


【出演】
指揮:中原朋哉
トランペット:野沢岳史 山本英助 築地徹 奥田敏雄 依田泰幸 川村大
ホルン:月原義行 曽根敦子 鈴木希恵 伊東輝道 吉野章子
トロンボーン:加藤直明 野村美樹 越智大輔 飯田智彦
ユーフォニアム:青島可奈 大山智
テューバ:置塩孝裕 田中優幸
打楽器:梅津千恵子 加藤恭子 西川圭子 鈴木英宜 日比彩湖 吉田開
  
主な配信サイト
・ナクソス・ミュージック・ライブラリ 日本語サイト
https://ml.naxos.jp/album/SSJ-0006

・Apple Music
https://music.apple.com/jp/album/debussy-reed-dukas-others-works-for-brass-ensemble-live/1469605121

・Amazon


・LINE MUSIC
https://music.line.me/album/mb000000000191999e


【シンフォニエッタ静岡 プロフィール】

2005年創立。2014年5月  より一般社団法人へ改組。日本音楽コンクール優勝者、国際コンクール入賞者をはじめ、国内外で活動する50名の楽団員によって構成し、静岡県内全域を主な活動地域としている。定期公演は静岡市のグランシップを拠点とし、2015年からはサントリーホールでの東京定期公演も開始した。
芸術監督・指揮者は焼津市出身でヨーロッパ経験も長い中原朋哉が就任。フランスの地方オーケストラのような音色を持ち、プロオーケストラとしては国内で唯一バソン(フランス式ファゴット)の定席がある。ソリストにはフランスを代表するヴァイオリニスト、オリヴィエ・シャルリエやザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団首席クラリネット奏者フェルディナント・シュタイナー、同首席ホルン奏者ヴィリ・シュヴァイガーを独自に招聘してきた。近年は、オンド・マルトノの世界的第一人者原田節(ハラダタカシ)との共演を重ねている。
シンフォニエッタ静岡は、これまで日本で紹介されていなかった作品も数多く手掛けている。中でも、1926年に作曲されてから86年間演奏されずにいた、フランス近代の作曲家、ポール・ラドミローの「交響曲」の世界初演(2012年)はフランス音楽史にとっても重要なものとなった。更に、レジデント・コンポーザー長谷川勉による「弦楽のための2つの楽章」の世界初演(2012年)、コネッソン、シュミット、マニャールといったフランスの作曲家達の作品を中心に、数々の日本初演を行ってきた。また、コクトー台本によるプーランクのオペラ「声」では同台本によるベルナール・ビュフェの版画26点とコラボレーションを行い(2010年)高い評価を得た。
シンフォニエッタ 静岡による、静岡県の芸術文化の特性を考えて生まれた企画・プログラムは、これまでのオーケストラの常識を打ち破るものとして注目を集めており、当楽団の様々なアイデアは県内の文化施設や他の音楽団体にも大きな影響を与えている。また、プロの演奏家だからこそ出来る教育活動にも重点を置き、楽団員だけでなく、ゲストに招くソリストと共に、山間部にある小規の学校での公演やワークショップ事業を行っている。
 現在静岡で開催している定期公演は、地元自治体の文化政策上の課題や、会場の耐震工事に伴い2020年3月  をもって撤退し、同年4月以降の定期公演は東京で開催する予定である。

♪こちらも配信中
・O.リード:メキシコの祭(管弦楽版)
・サティ/ドビュッシー:ジムノペディⅡ(オンド・マルトノと管弦楽)
>>>https://ml.naxos.jp/album/SSJ-0005
  
♪YouTube シンフォニエッタ 静岡 channnel
>>>https://www.youtube.com/channel/UCyRd4UUMc9oZszNxxhLRGEA


【芸術監督・指揮者 中原朋哉 プロフィール】

1973年愛知県小牧市生まれ、静岡県焼津市に育つ。
作曲を長谷川勉、伊藤康英、後藤洋の各氏に学んだ後、フランス・ディジョン音楽院指揮科にてジャン=セバスチャン・ベロー氏に師事。1993年からはフランスおよび日本においてパスカル・ヴェロ氏のアシスタントを務める。
1996年23歳という若さで名門フランス国立リヨン管弦楽団定期演奏会、グルノーブル音楽祭に同管弦楽団史上最年少指揮者としてデビュー。その演奏は、全国紙フィガロの 「柔軟で完璧な演奏をする、奇跡とも思えるほど驚くべき才能を持った指揮者である。」との評をはじめ、高い評価を得た。
後にフランス国立ペイ・ドゥ・ラ・ロワール管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団(モーツァルトの未亡人が創設したオーケストラ)においてユベール・スーダン音楽監督のアシスタントを務めた。
フランスの近・現代作品の紹介に力をいれており、中でも2005年7月  、グランシップ大ホールにおいて、20世紀を代表する作曲界の巨匠、アンリ・デュティユーのヴァイオリンと管弦楽のための夜想曲”Sur le meme accord”の日本初演をフランスの名ヴァイオリニスト、オリヴィエ・シャルリエと行い、その演奏は作曲者からも高く評価された。また、知られざるフランスの作曲家ポール・ラドミローの遺族とも親交があり、多くの作品を紹介している。
更に、ウィーン古典派(ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン)の演奏、特にモーツァルトにおいては、「日本人とは思えないほど、モーツァルトの血を受け継いでいる。」「日本人だということを忘れさせる程、私たちの音楽を深く理解している。」と、現地の音楽家からも厚い信頼を得ている。
2002年に帰国。静岡県内を中心に、ヨーロッパのアーティストの招聘事業をはじめ、2005年には、国内外のトップアーティストを中心に構成されるプロの室内オーケストラ「シンフォニエッタ 静岡」を創設。創設時より芸術監督・指揮者を務めている。群を抜いた企画力、選曲・プログラミングには定評がある。 
演奏活動のほかに、5年間に渡りラジオのクラシック音楽番組のパーソナリティを務めたほか、オペラ・音楽劇の演出、学校・公民館・企業での講演、市民大学講座の講師など、あらゆる世代に向けた、クラシック音楽の啓蒙活動も行っている。更に、第24回国民文化祭しずおか2009 静岡県企画委員、公共文化施設の設計にも携わるなど、多彩な活動を展開している。
また、芸術分野に関する文化政策研究にも力を入れており、2018年3月  に修士論文 『日本のオーケストラに関する公的支援制度の研究 -ハイブリッド型支援制度の可能性-』 で静岡文化芸術大学大学院文化政策研究科を首席で修了。2018年4月  からは京都橘大学大学院文化政策学研究科博士後期課程において研究を継続している。日本公共政策学会、音楽芸術マネジメント学会会員。


▼お問い合わせ
一般社団法人シンフォニエッタ静岡
TEL: /   FAX:
E メール:   サイトURL:http://www1.odn.ne.jp/ssj/

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シンフォニエッタ 静岡