株式会社サンリュウは、表面コーティングが不要な新しい転写方法、シンプリ・システムを開発した。シンプリ・システムを利用すれば、市販されている普通の無地食器の外側へデジタル画像を簡単に転写できるようになるという。

シンプリ・システムを使った食器への印刷手順は、レーザープリンタ、顔料系のインクジェットプリンタなどで専用転写紙へ画像を印刷。接着剤インクを画像部分に印刷して、転写紙を指などで食器に軽く押し付ける。転写紙を水で湿らせてはがし、あとは自然放置かオーブンなどで焼くだけだ。

シンプリ・システムの特徴は以下の通り。

1)転写画像が長持ちする
顔料系インク・トナーを使用することによって、転写後の画像が長持ちする。昇華転写の場合、紫外線での色落ちに弱いため外に置いておくことはできない。その点、シンプリ・システムで転写したものは屋外でも使用できる。屋外用植木鉢など、いままで昇華転写では耐光性の問題で転写が難しかったものへの転写が可能に。

2)市販の食器へも転写可能!
シンプリ・システムと昇華転写の最大の違いは、素材側に特殊なコーティングがいらないということ。昇華転写の場合、素材に昇華用樹脂コーティング等が必要なため、専用のマグカップを使用しなければならない。一方、シンプリ・システムはなんと市販で売られているマグカップ等にも転写することができる。

3)転写機や治具を使用しない転写方法
昇華転写では、プレス機もしくはクランプ、治具といった専用の機器が必要だった。シンプリ・システムでは転写紙押圧後ベース紙を剥がすだけなので、そういった専用機器は必要ない。そのため、円すい・円筒形のマグカップ、形が特殊なものにも転写できる。昇華転写では難しい取っ手への印刷も実現可能だ。

4)シンプリ・システム、鉛・カドミウム溶出試験に合格!
シンプリ・システムで画像転写した食器が、日本国内の食品衛生法に基づく鉛・カドミウム溶出試験に合格した。これにより、マグカップへの使用の安全性が確認された。今後は食器用皿など、食品に直接触れる部分へ転写しても使用ができるように開発を進めていく予定。


上記の特徴を合わせることで、いままで「素材がない」「昇華転写ではできない」と諦めていた食器類へも転写が可能になった。


また、シンプリ・システムは非加熱転写により、既製品の紙素材などにも転写できる。


掲載ページ: https://sanryucom.wordpress.com/2016/02/02/simplisystem/

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〒334-0073 埼玉県川口市赤井 1丁目10-7
株式会社 サンリュウ
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