芸創ゼミvol.069「上演はいつだって失敗しない」

■講師:相模 友士郎
■会場:芸術創造館 演劇練習室大
■日時:10月26日(日)  14時~17時
  ※進行によって最大18時まで延長する場合があります。
■定員:20名
■受講料:1,000円

■内容:
芸創ゼミvol.069では「DRAMATHOLOGY/ドラマソロジー」(伊丹、2009年)、「それはかつてあった」(福井、2013年)など、地域と連携した市民参加型の舞台作品制作を行ってきた演出家・相模友士郎氏をお招きします。相模氏の舞台作品はいづれも半年~1年という長期に渡る参加者との膨大な対話や試作によって創作されています。その公募~クリエーション~上演という創作プロセスの中でどのようなことが試作/思索されているのでしょうか。
相模氏のこれまでの活動のレクチャーに加え、作品創作の中で実際に行われたワークショップを通して、市民の方との作品創作のあり方や、来るべき舞台芸術の上演の可能性について考えます。

舞台経験は不問です。みなさまお気軽にご参加ください!

■ご予約・お問い合わせ:大阪市立芸術創造館 
電話予約: (受付時間:10時~22時)
MAIL:
→件名:芸創ゼミvol.069の予約について
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送信して下さい。こちらからの返信をもって、予約受付完了となります。

〈相模友士郎より〉
舞台に立つという事を専門にしている人ではない人たちと一から作品をつくるということは、いったいどういう事態なんでしょうか。その作品創作のプロセスの中には本音や建前、チャレンジや妥協、成功や失敗など様々な判断があり、参加者とのコミュニケーションの中で書き換えられ、切り捨てられ、その採用された判断の総体が上演という形で観客に提出される訳ですが、そこには採用されなかった判断というものも見えない形で含まれているはずです。その上演という形式よって最終的に提出された判断についてのレクチャーを足がかりにして、今回参加していただく皆さんと共に、僕自身の作品創作のプロセスの中で採用された/されなかった試作を改めてワークショップ的に立ち上げてみる事で共有し、あらゆる可能性に開かれた場を目指したいと思います。


■講師プロフィール
1982年生まれ、福井市出身。演出家。大学在学中に舞台・映像作品の創作を始める。2009年、伊丹市立演劇ホール(アイホール)「地域とつくる舞台」シリーズにて、伊丹市の70歳以上の地域住民との共同作業による舞台『DRAMATHOLOGY/ドラマソロジー』(伊丹市アイホール、2009年)を発表。同作は、フェスティバル/トーキョー10に正式招聘され再演。フェスティバル/トーキョー11「なにもない空間からの朗読会」では写真家の中平卓馬のテキストを構成した、『中平卓馬/見続ける涯に火が…』(東武百貨店池袋店屋上、2011年)を上演。翌年には、演劇の身体とダンスの言葉に着目した『天使論』(KAAT 神奈川芸術劇場大スタジオ、2012年)をTPAM in YOKOHAMA2012にて発表。2013年には、NPO法人福井芸術・文化フォーラム「福井芸術・文化フォーラム設立15周年記念事業/地域とアーティストとの共同制作舞台」のアーティストに選出され、福井在住の17~74歳の市民17人との共同制作舞台作品『それはかつてあった』(福井市文化会館、2013年)を発表。その半年間の制作を追ったドキュメンタリー「『それはかつてあった』~1人+17人の舞台制作ドキュメント~」は、福井ケーブルテレビ・年末年始スペシャル番組にて放送された。http://www.sagami-endo.com/

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