2013年11月03日(日)  

報道関係各位
プレスリリース
2013年11月3日
報道機関各位

「要援護者が安心出来る街づくり」を目指す市民団体「あんしんネット横須賀」が主催する
ドキュメンタリーDVD「逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者」上映会in横須賀
11月24日(日)13:00 ~ 16:00開催
横須賀市総合福祉会館 5階ホール 入場無料

あんしんネット横須賀(代表:増田正義)は昨年10月発足、要援護者の友として、それぞれに共通する問題を改善するため、活動しております。この度、下記の通り、ドキュメンタリーDVD上映会及び体験発表、講演を実施することになりました。

● 11月24日(日)13:00 ~ 16:00(開場 12:00)
● 横須賀市総合福祉会館 5階ホール
● 先着(申込み)200名
● 入場無料
● プログラム
▼ ドキュメンタリーDVD上映(74分)字幕付き。要訳筆記有り
▼ 体験発表:障害を持つ人の 防災への取り組み
 1、あまね共同作業所 海原 泰江 氏
2、倉鍼灸院 倉  禎一 氏 
  ▼ 講演:要援護者支援の取組について
横須賀市 市民安全部 危機管理課 鈴木 和人 氏
● 後援
横須賀市、横須賀市教育委員会 横須賀市社会福祉協議会
● 申し込み 氏名(団体名)・連絡先・参加人員数をお知らせ下さい。
①e-mail:
②HP あんしんネット横須賀
http://anshinnetto2013.jimdo.com/
③Fax 046-828-3132
横須賀市立市市民活動サポートセンター、レターケースNO.109
● 問い合わせ
080-5528-8095 増田
● その他
  12時に開場し、会場作りを行います。参加皆様のご協力を、お願いいたし
ます。

上映内容
2011年3月11日の東日本大震災、未曽有の大震災の中、障がいを持つ人々に何がおきたのか? 福島県を中心に被災した障害者とそこに関わる人々の証言をまとめた。
福島県の原発事故。避難範囲が当初5kmから10~20kmと避難が拡大する中で、避難区域には取り残された障害者が不安な日々を送っていた。突然のバス移動、障害を持った人が行く先も知らされず、着の身着のままで、強制的に移動させられる。更に移動先でも過酷な試練が待っていた。

海原氏の話
障がい者をもつ方への防災への取り組みについて
                  あまね共同作業所 海原 泰江
1 あまね共同作業所とは
  今から30年前に舟倉で誕生しました。主に知的障がいの方(20代~60代平均年齢は40歳を超えています)が通所されています。それぞれの持てる力を発揮して作業を行なうと共に、生活の幅を広げるための支援を行なっています。
 
2 東日本大震災時の利用者の様子
○ 突然のゆれのなかで 公共交通機関がとまって(判断ができない・情報を得ることができない)
○ 断続的に続く計画停電  何故停電になるのかがわからない。停電になるところ・ならないところ
 
3 あまねでの防災についての取り組み
○ 津波を想定しての避難訓練(各作業所事・グループホーム)
○ 町内会での避難訓練の参加(利用者の顔や様子を知ってもらう)
○ 水・食料の備蓄
○ 地震に備えての訓練 ヘルメットをかぶること・机の下にもぐること(練習をしておけばいざというときにサッと行動することができる)

4 福島の南相馬の事業所の話を聴いた中で感じること(きょうされん全国大会で)
○ 正確な情報を得ることができない。(情報伝達の手法の工夫)
○ 福祉避難所がどこなのかわからない。(横須賀市は一次避難所・二次避難所・三次避難所になっているがどこまで浸透しているのか?)
○ 福祉避難所が機能しなかったのは何故なのか?

5 これから必要な取り組みは
○ 知的障がいの方に必要な支援は
○ 障がい者に携わるものとして出来ることは何か?(支援者として)
○ 障がい者も参加しての防災訓練(そのなかで何が必要なのかが明らかになるのではないか)
  障害によって必要な支援は異なっている。

倉氏の話
横須賀市役所の近くで鍼灸院を営み、健常者の奥様と2人暮らしの倉氏は、視覚障害者特性を理解してほしいと語る。
自宅の中では、単独行動は可能。変化がなければ自宅周囲の散策も可能。しかし、地震などにより棚の物が落ち、ガラスが飛び散れば、自宅内でも状況が把握できず避難する事が難しい。
誰もが得られる情報の8割は目から入ってくる。視覚障害者は、2割の情報で変化に対応しなければならず、これが行動するネックになり、単独では避難できない。
避難した後でも周囲の情報を把握できないので、トイレなど移動するのも単独では出来ず、避難地に掲示される情報も読み取れない。それなりの気配りをお願いしたい。
「災害への自助努力」は大切と理解できるが、やはり多くの人の協力が必要となる。更に地域に繋がりを求めにくい視覚障害者がいる事を、関係機関にご理解願いたい。地域のより良い防災対策の取組に向け、私たちがその「発信元になる」という強い思いを持って発表させて頂いた。

あんしんネット横須賀では、東日本大震災障害者救援本部が作成したDVDを上映し、被災した障害のある人たちの実態を学ぶと共に、横須賀で障害者の取組がどの様に行われているのか、どの様な課題が有るのか、について学ぶ機会を設けることにしました。是非、多くの方にご参加いただき、すべての人々が安心して出来る地域づくりを進めていく機会となればと思います。

あんしんネット横須賀の概要
発足の経緯
2012年3月  、横須賀で行われた要援護者支援のセミナーで、集まったメンバーが、より発展的で具体的な~要援護者が安心できる街づくり~を考えるために結成されたグループです。

会の特徴と活動
特徴は、現役で働いている会員が、多い事です。(他定年退職者:2名)
運営は ①連絡は、メーリングリストで行います。 
②意見・資料の送付もメールで行い、行事に参加できなくても活動出来ます。 
③ホームページを作ることにより、更に情報の供用化を計ります。
     基本的にペーパーレスで活動します。

会員の構成(2013年5月22日  現在)
・ 会員 13名 
・ 構成 会社員  社会福祉協議会職員  NPO法人職員  福祉施設職員    
災害ボランティア会員  大学校講師 大学生  看護師

主な活動(平成25年度の活動予定)
① DVD上映会の開催(逃げ遅れる人々)
② 接遇シートの作成
  ③ 講演会の開催 
ホームページの作成 Jimdo にて作成

■本件に関するお問い合わせ先
あんしんネット横須賀 代表 増田正義
e-mail:
HP あんしんネット横須賀
http://anshinnetto2013.jimdo.com/
Fax 
(横須賀市立市市民活動サポートセンター) レターケースNO.109


 

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