神戸市立工業高等専門学校(以下「神戸高専」)は、新明和工業株式会社(本社:兵庫県宝塚市、取締役社長:五十川 龍之、以下「新明和工業」)が開発中の配送システムによる実証実験に協力します。
この実証実験では、神戸高専の校内に配送拠点と自律走行ロボットを設置し、神戸高専の教員宛の書類の一部を自律走行ロボットで配送します。新明和工業は、本実験において課題等を抽出しながら実用化に向けた検討を進め、ラストマイル配送*の省人化に取り組みます。
*物流拠点から顧客の手元へ荷物が届くまでの最後の区間(ラストマイル)の配送

1.実証実験の概要
配送ステーションへ投函された教員宛の書類などの荷物を、別棟にある各教員の研究室に設置した配送棚(全9箇所)までロボットが配送します。差出人は届けたい荷物をステーションに入れるのみとし、その後の工程は自動で行います。(実験では、エレベータ操作や手動扉の操作のため開発担当者が帯同します。)
実証実験の詳細はこちらからご確認ください。
【新明和工業News Release】https://www.shinmaywa.co.jp/news/2026/20260116-01.html
2026年1月16日(金)  
2.各代表者からのコメント
【新明和工業 技術開発部長 榎本 純也】
当社は「都市・輸送・環境インフラ」にまつわる多彩な事業に取り組んでおり、その一環として、物流業界における社会課題の一つであるラストマイル配送の効率化・省人化を目的に、大規模集合住宅などの構内配送を自動化するシステムの開発を進めてきました。
今般、社会実験を計画するに当たり、想定される配送条件と類似性の高い学校施設内での学内便配送を実証対象とし、自律走行ロボットに関する研究実績の豊富な神戸高専に協力をお願いしました。
本実証実験を通じて同校との連携を強化し、共同研究などの取組を模索するとともに、産学連携により技術開発をさらに加速させ、イノベーションの創出と配送システムの実用化を目指します。
【神戸高専 校長 林 泰三】
このたび、新明和工業が開発中の配送システムの実証実験に本校が協力できることを大変嬉しく思います。今回の実証実験は、ラストマイル配送の省人化や業務の効率化、ひいては環境負荷の低減につながるものと考えています。
本校では、時代に対応したハイレベルで実践的な技術者を育成しており、学生にとっても、ロボティクスやDX等の最先端に触れ、実践的な学びを深める貴重な機会となることを期待しています。

3.参考
(1) 新明和工業株式会社
航空機製造を原点に、1920年に創業した兵庫県宝塚市に本社を置くメーカー。海上自衛隊向けの「US-2型救難飛行艇」をはじめ、塵芥車(ごみ収集車)やダンプトラックなどの働く車や、機械式駐車設備、各種産業機器、リサイクルセンター等の環境システム、下水道や防災を支える水中ポンプなど、社会インフラに寄与する製品を提供している。現在は、特装車、パーキングシステム、産機・環境システム、流体、航空機の5事業を柱に新規事業創出にも取り組む中、官公庁・自治体やベンチャー企業などとも積極的に連携し、安心な社会と快適な暮らしに貢献している。
【ホームページ】https://www.shinmaywa.co.jp
(2) 神戸市立工業高等専門学校
実践的な技術教育を行い、国内外の産業界に多くの技術者を送り出している。2026 年度には「システム情報工学科」「知能ロボット工学科」の情報系2学科を新設するほか、2027年度には産学連携の拠点施設となる「地域共創テクノセンター」を稼働させる。
【ホームページ】https://www.kobe-kosen.ac.jp/reorganization/