2025年8月1日  

全国円形校舎シンポジウム
日時:2025年8月23日(土) 午後1時30分~午後3時30分
場所:オンライン+室蘭会場(旧絵鞆小)
定 員:オンライン100名(予定)+室蘭会場30名
参加料:無料
主 催:蘭歴建研会
後 援:NPO法人歴史的地域資産研究機構
協 力:一般社団法人むろらん100年建造物保存活用会、Code for Muroran
※公益信託大成建設自然・歴史環境基金2024年度助成金事業

お申込み、詳細はサイトからお願いします
https://ranreki-kenken.jimdosite.com/

お申込みフォーム
https://docs.google.com/.../1FAIpQLScgQjMXhOAQbZ.../viewform


内容:
円形校舎を設計した坂本について学び、各地の保存事例や円形校舎への思いを共有し、今後の保存活用について共に模索する
(1)基調講演
「坂本鹿名夫と円形校舎」神戸情報大学院大学客員教授 川島智生氏

(2)円形校舎を生かすために
各地の円形校舎の保存活用に関わる方々をオンラインでつなぎ、各地の校舎の特徴の比較や保存活用の実際などの意見交換。円形校舎の周知や今後の保存活用、支援者を増やす方策などを模索する。
・進行:武田明純(当会代表、室蘭工業大学助教)
・パネリスト
旧絵鞆小学校 村田正望氏(むろらん100年建造物保存活用会代表理事)
新島学園短期大学 丸岡えみ氏(同窓会長)
旧明倫小学校 稲嶋正彦氏(円形劇場くらよしフィギュアミュージアム)
建築研究家 前村敏彰氏

スケジュール(案)
13時30分 蘭歴建見会代表挨拶、来賓祝辞
13時40分 基調講演
14時45分 休憩
14時50分 パネルディスカッション
15時25分 まとめ

・オンライン開催協力 市民団体Code for Muroran

事業の背景・目的
坂本鹿名夫が設計した円形校舎は、その機能性や経済性に注目が集まり、1950年~1965年の間に70棟ほど建てられたが、耐震性の問題や老朽化のため多くが解体され、現在に残るものは20棟に満たない。しかし、朝日小学校(三重県)や新島学園短期大学(群馬県)が登録有形文化財に指定されるなど、円形校舎の建築的価値は高い。旧明倫小学校(鳥取県)や旧絵鞆小学校(北海道室蘭市)は、市民活動により解体を免れるなど、多くの市民に愛されて残されている。
円形校舎の特異性や美しさ、あるいは学校建築にムーブメントを起こしたことなどから、円形校舎及びその設計者である坂本鹿名夫は学術研究の題材となっている。しかし、実際に保存に関わっている各地の市民や円形校舎を大切に思う人々が学術研究に触れる機会は少ない。
本シンポジウムでは、各地で円形校舎の保存活用に関わる方々や円形校舎に興味を持つ一般市民が円形校舎について学ぶ機会を提供すること、また、それぞれの校舎の共通点や相違点、また保存活用に関するノウハウなどを共有することで、各地の活動者や市民のつながりを促進し、多様な建築文化の一つである円形校舎を未来に遺していくことを目的とする。
感染症対策のため延期されていた当会10周年記念企画として、公益信託大成建設自然・歴史環境基金2024年度助成金を受け開催する。
室蘭ではオンラインを視聴する会場を設定し、室蘭地域の方々に円形校舎の価値を知ってもらう機会を提供する。