◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は2025年7月2日 、岡山市およびデマント・ジャパン株式会社と、加齢性難聴に対する正しい理解の促進とその早期発見・早期対応の体制構築を目的とした三者連携協定を締結しました。
この協定は、「City for Better Hearing(聞こえを支えるまち)」の実現に向け、地域ぐるみで“聞こえ”を支える仕組みを構築し、高齢者のQOL(生活の質)向上と持続可能な地域社会の形成を目指すものです。具体的には、聴覚検診車「Audika GO(オーディカ・ゴー)」を活用したスクリーニング、難聴が疑われる方への受診勧奨、補聴器装用のための専門人材育成、効果検証、そして正しい理解の普及啓発などに取り組みます。
この日、岡山市役所本庁舎で行われた調印式には、本学の那須保友学長、岡山市の大森雅夫市長、デマント・ジャパン株式会社の齋藤徹代表取締役社長が出席し、協定書への署名が交わされました。さらに、岡山大学病院の前田嘉信病院長や、Audika株式会社の木下聡代表取締役も同席し、本取り組みに対する期待を共有しました。
協定締結に際し、那須学長は「地域に根差したSDGs推進研究大学として誰一人取り残さないCity for Better Hearingの実現に取り組み、岡山から世界に向けて、新たな聞こえ支援モデルを発信してまいります」と述べました。
また、大森市長は「聞こえに関する支援体制を地域で築けることを大変心強く感じています。市民の耳の健康と健康寿命の延伸につながるよう、普及啓発から早期対応まで着実に取り組んでまいります」と話しました。
さらに、齋藤社長は「三者で連携し、聴覚検診や普及啓発活動を実施し、耳鼻科受診や補聴器の装用率向上につなげるなど、聴覚ケアを推進することで、City for Better Hearingの実現に全力で取り組みます」と意気込みを語りました。
加えて、本協定の国際的な意義を象徴するものとして、駐日デンマーク王国大使館からトーマス・ホイルンド・クリステンセン経済外交保健医療分野担当公使参事官および吉元美帆上席商務官が調印式に臨席し、北欧デンマークにおける補聴支援の先進事例と本取り組みの親和性を強調するとともに、今後のさらなる国際連携に期待する旨の祝辞がありました。
本学では、令和5年度に岡山大学病院内に「聴覚支援センター」を設置し、医療・福祉・教育の分野を横断した総合的な支援体制の構築を進めています。本協定は、そうした取り組みをさらに発展させ、自治体・大学・企業の三者が一体となって、加齢性難聴という社会課題に向き合う全国的にも先進的なモデルの構築を図ります。
また、本学は2023年度に文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択され、「Human Health(人の健康)」および「Community Health(地域の健康)」の実現を推進しています。今回の協定は、その理念を地域から実現する具体的な取り組みとしても位置づけられます。
当日は特別企画として、聴覚検診車「Audika GO」の実車展示と、聴覚検診のデモンストレーションも行われ、参加者は実際の支援技術を体験するとともに、今後の活用に向けた意見を交換しました。
今後、本学は本協定に基づき、地域と国際社会をつなぐ実践的な共創モデルとして、聞こえにやさしい社会の実現に向けて取り組みを加速していきます。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取り組みにご期待ください。
本情報は、2025年7月18日 に岡山大学から公開されました。
◆参 考
・岡山大学病院聴覚支援センター
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index432.html
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 耳鼻咽喉・頭頸部外科学教室
http://www.okayama-u.ac.jp/user/jibika-1/
・岡山市
https://www.city.okayama.jp/
・デマント・ジャパン株式会社
https://www.oticon.co.jp/hearing-aid-users
・Audika株式会社
https://audika.jp/
◆参考情報
・【岡山大学】聴覚障害者向け緊急通知音振動変換アプリ「D-HELO」の開発〜災害時・緊急時の情報バリアを軽減し、誰もが安心して暮らせる社会へ〜
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003078.000072793.html
・【岡山大学】産官学多職種連携で挑む高齢者ヒアリングヘルスの向上方略
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002488.000072793.html
・【岡山大学】ろう・難聴者と聴者でインクルーシブ防災を考えよう 岡山大学病院聴覚支援センターの片岡祐子准教授が「サイエンスアゴラ2024」に登壇
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002698.000072793.html
・「リスニング・エフォート」など、最新の聴覚・補聴研究を伝えるオンデマンド動画「きこえのミライ シーズン2」配信開始〔デマント・ジャパン株式会社オーティコン補聴器, 茨城大学,岡山大学〕~聴覚研究先進国・デンマークで収録~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002408.000072793.html
・【岡山大学】片岡祐子講師がAMED「令和4年度障害者対策総合研究開発事業(その他)(身体・知的等障害分野/感覚器障害分野)」に採択
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000668.000072793.html
◆本件お問い合わせ先
岡山大学研究・イノベーション共創機構
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
TEL:
E-mail:co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14375.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は2025年7月2日 、岡山市およびデマント・ジャパン株式会社と、加齢性難聴に対する正しい理解の促進とその早期発見・早期対応の体制構築を目的とした三者連携協定を締結しました。
この協定は、「City for Better Hearing(聞こえを支えるまち)」の実現に向け、地域ぐるみで“聞こえ”を支える仕組みを構築し、高齢者のQOL(生活の質)向上と持続可能な地域社会の形成を目指すものです。具体的には、聴覚検診車「Audika GO(オーディカ・ゴー)」を活用したスクリーニング、難聴が疑われる方への受診勧奨、補聴器装用のための専門人材育成、効果検証、そして正しい理解の普及啓発などに取り組みます。
この日、岡山市役所本庁舎で行われた調印式には、本学の那須保友学長、岡山市の大森雅夫市長、デマント・ジャパン株式会社の齋藤徹代表取締役社長が出席し、協定書への署名が交わされました。さらに、岡山大学病院の前田嘉信病院長や、Audika株式会社の木下聡代表取締役も同席し、本取り組みに対する期待を共有しました。
協定締結に際し、那須学長は「地域に根差したSDGs推進研究大学として誰一人取り残さないCity for Better Hearingの実現に取り組み、岡山から世界に向けて、新たな聞こえ支援モデルを発信してまいります」と述べました。
また、大森市長は「聞こえに関する支援体制を地域で築けることを大変心強く感じています。市民の耳の健康と健康寿命の延伸につながるよう、普及啓発から早期対応まで着実に取り組んでまいります」と話しました。
さらに、齋藤社長は「三者で連携し、聴覚検診や普及啓発活動を実施し、耳鼻科受診や補聴器の装用率向上につなげるなど、聴覚ケアを推進することで、City for Better Hearingの実現に全力で取り組みます」と意気込みを語りました。
加えて、本協定の国際的な意義を象徴するものとして、駐日デンマーク王国大使館からトーマス・ホイルンド・クリステンセン経済外交保健医療分野担当公使参事官および吉元美帆上席商務官が調印式に臨席し、北欧デンマークにおける補聴支援の先進事例と本取り組みの親和性を強調するとともに、今後のさらなる国際連携に期待する旨の祝辞がありました。
本学では、令和5年度に岡山大学病院内に「聴覚支援センター」を設置し、医療・福祉・教育の分野を横断した総合的な支援体制の構築を進めています。本協定は、そうした取り組みをさらに発展させ、自治体・大学・企業の三者が一体となって、加齢性難聴という社会課題に向き合う全国的にも先進的なモデルの構築を図ります。
また、本学は2023年度に文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択され、「Human Health(人の健康)」および「Community Health(地域の健康)」の実現を推進しています。今回の協定は、その理念を地域から実現する具体的な取り組みとしても位置づけられます。
当日は特別企画として、聴覚検診車「Audika GO」の実車展示と、聴覚検診のデモンストレーションも行われ、参加者は実際の支援技術を体験するとともに、今後の活用に向けた意見を交換しました。
今後、本学は本協定に基づき、地域と国際社会をつなぐ実践的な共創モデルとして、聞こえにやさしい社会の実現に向けて取り組みを加速していきます。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取り組みにご期待ください。
本情報は、2025年7月18日 に岡山大学から公開されました。
◆参 考
・岡山大学病院聴覚支援センター
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index432.html
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 耳鼻咽喉・頭頸部外科学教室
http://www.okayama-u.ac.jp/user/jibika-1/
・岡山市
https://www.city.okayama.jp/
・デマント・ジャパン株式会社
https://www.oticon.co.jp/hearing-aid-users
・Audika株式会社
https://audika.jp/
◆参考情報
・【岡山大学】聴覚障害者向け緊急通知音振動変換アプリ「D-HELO」の開発〜災害時・緊急時の情報バリアを軽減し、誰もが安心して暮らせる社会へ〜
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003078.000072793.html
・【岡山大学】産官学多職種連携で挑む高齢者ヒアリングヘルスの向上方略
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002488.000072793.html
・【岡山大学】ろう・難聴者と聴者でインクルーシブ防災を考えよう 岡山大学病院聴覚支援センターの片岡祐子准教授が「サイエンスアゴラ2024」に登壇
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002698.000072793.html
・「リスニング・エフォート」など、最新の聴覚・補聴研究を伝えるオンデマンド動画「きこえのミライ シーズン2」配信開始〔デマント・ジャパン株式会社オーティコン補聴器, 茨城大学,岡山大学〕~聴覚研究先進国・デンマークで収録~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002408.000072793.html
・【岡山大学】片岡祐子講師がAMED「令和4年度障害者対策総合研究開発事業(その他)(身体・知的等障害分野/感覚器障害分野)」に採択
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000668.000072793.html
◆本件お問い合わせ先
岡山大学研究・イノベーション共創機構
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
TEL:

E-mail:co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14375.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html