NPO法人トッピングイーストと「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会が主催するワークショップ『隅田川に咲く花でヘッドドレスをつくってみよう』を2022年10月9日(日)  に開催します。
隅田川テラスにある花壇やプランターのお世話をする花守活動で育てられたお花をアップサイクルさせてヘッドドレス(頭飾り)を作りましょう。ヘッドドレスを着け、ドレスアップした姿で“すみだ”のまちをランウェイに見立てて練り歩きます。普段と違う姿や表情は、ポートレイト作品として残します。



■ 子どもと地域を、音楽とアートでつなぐ「居場所形成」プロジェクト。シニア世代との交流の場、隅田川テラスで花守活動「はなもりん」。2つの活動から見えてきたこと。

トッピングイーストは、子どもと地域を音楽とアートでつなぐ「居場所形成」プロジェクトに取り組んでいます。このプロジェクトでは、地域の子どもたちに家や学校以外の場でも安心して過ごしてもらえるよう事務所を解放し、子どもが音楽や文化芸術に触れられる機会を提供しています。また、隅田川テラスで花守活動「はなもりん(通称)」も行い、シニア世代の方々との交流を続けています。
居場所形成プロジェクトと花守活動を通して、子どもたちは昨今の環境・社会情勢により表現などを発散する場がなくなっていること、知らない人との交流を恐れていること、シニア世代においては同世代コミュニティが交流の中心になっていることがわかってきました。
この気づきから私たちはアートを介した課題解決を目指し、子どもやシニア世代を対象としたヘッドドレス制作ワークショップを行います。世代間交流や居場所づくりの手がかりとして、今後の隅田川テラスでの新たなコミュニティ形成につながることを願っています。



■ 誰かに変身するのではなく、本来の自分と対面してみよう! 

講師には、青森県七戸町をはじめとした地域のイベントをディレクションするとともに、日本各地でヘッドドレスワークショップも開催し、「まちづくりは人づくり」と活動を続けているドラァグクイーンのヴィヴィアン佐藤さんをお招きします。
ヘッドドレスの装着やお化粧は、違う自分や非日常的な変身ではありません。化粧や着飾る行為とは、どんどん裸になって本来の自分に戻る行為なのです。一人ひとりの中にある名付けられない部分(感情・ジェンダー・時間など)、通常隠されている自分自身の大切な一面を取り戻すこと。自分を解放し、自身の潜在的な感性や哲学を再び確認することで、もう一度「自分」「私」の在り方に向き合う装置なのです。また、ヘッドドレスとはアンテナの役目を果たします。 普段気付かない情報や出来事、気付かなかったふりをしていたものを傍受し発信するためのものでもあります。 ヘッドドレスを作ること、装着することで、自分自身に戻りましょう!
ヴィヴィアン佐藤



■ ヘッドドレスに使用する材料はアップサイクルのお花

隅田川テラスに多くの花壇があり、その花はトッピングイーストだけでなく、地元の町会など様々な人の手によって大切に育てられています。またコロナ禍以降、散歩やジョギングを楽しむ地元の人たちと花をきっかけに会話が生まれ、花と共に日々ゆるやかに優しいつながりも育まれています。そんな花壇は、毎年11月に花の植え替えのため、全ての花が撤去されます。植え替えの前の花をヘッドドレスにインストールすることで、資源のアップサイクルと、普段育てている花が地域の魅力を再発見するツールにもなりうることをワークショップを通じて実感できるようにしたいと考えています。


【実施概要】
■タイトル:シニアと子ども、地域を結ぶかけ橋プロジェクト 「隅田川に咲く花でヘッドドレスをつくってみよう」
■開催日時:2022年10月9日(日)  13:30〜17:30予定
■会場:[集合]築地本願寺慈光院(墨田区横網1-7-2)
    [解散]隅田公園 そよ風ひろば(墨田区向島1-3)
■主催:NPO 法人トッピングイースト、「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会
■参加費:★水辺ライン乗船料、ポートレイト写真プレゼント付
     子ども:¥1,500(内 乗船料¥200)/シニア:¥3,000(内 乗船料¥400)
     まごと割:ペア申込みで500円割引
     ※雨天時、乗船料はいただきません。
■参加受付期間:2022年9月1日(木)  〜2022年9月20日(月)