【せとうち.ラボ 第1回調査レポート】「せとうち」とはどこか?何か?

●せとうち7県居住者、首都圏居住者のエリア認識として「せとうち認知グラデーション」があることが明らかに。

●瀬戸内地域を代表する“こと・もの”として、せとうち7県居住者、首都圏居住者ともに「レモン/瀬戸内レモン」が高い想起率を示しており、現代の瀬戸内ブランドの象徴となっている。

せとうち.ラボは、瀬戸内地域に関する生活者意識を探るため、せとうち7県と首都圏の居住者(計1,400名)を対象に WEBアンケートによる「生活者調査(※1)」を実施しました。本リリースでは、10月30日  に開催された、せとうちDMO主催イベント「瀬戸内ミーティングfrom徳島」で発表された調査結果(※2)をもとに、瀬戸内居住者、首都圏居住者のさまざまな認識をトピックスとしてご紹介します。

~「せとうち」とはどこか?何か? 調査結果トピックス~

●瀬戸内地域に含まれると思う府県は?
瀬戸内海沿岸エリアを中心に、瀬戸内地域の認識の差「せとうち認知グラデーション」が存在することが分かった。

・せとうち7県居住者は、広島県(92.9%)、岡山県(91.9%)、香川県(90.4%)、愛媛県(85.1%)が「瀬戸内地域である」という認識が濃く現れた。首都圏居住者も同様の傾向。
・せとうち7県居住者(兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県在住)、首都圏居住者( 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県在住)が「瀬戸内地域」に含まれると思う都市は、備前市、岡山市、尾道市、広島市、高松市、四国中央市、松山市で過半数(50%)を上回る調査結果なった。
※中国四国エリア、関西エリア、九州エリアの主要都市をせとうち.ラボが任意で選定
・ただし、瀬戸内地域の境界線は明確ではなく、より広い都市に濃淡を持って広がっている。

●瀬戸内と聞いて思い浮かぶこと・もの
全体想起率トップは「瀬戸大橋(せとうち7県)」、「レモン/瀬戸内レモン(首都圏)」となった。

・瀬戸内レモンはせとうち7県・首都圏とも女性若年層の関心が3割前後と高い結果となった。
・「瀬戸内ときいて思い浮かぶ観光地・スポット」としては、せとうち7県居住者(28.0%)、首都圏居住者(21.8%)で、「小豆島」がトップとなった。
・また、「小豆島」の想起については男女60代での想起率の高さが目立つ。
  – せとうち7県居住者 60代男性(38.6%)/せとうち7県居住者 60代女性(35.7%)、
 - 首都圏居住者 60代男性(41.3%)/首都圏 居住者 60代女性(42.5%)
・若年層は「レモン/瀬戸内レモン」、シニア層は「小豆島」など、瀬戸内と聞いて思い浮かぶ“こと・もの”は、世代や性別の他に、せとうち7県と首都圏でも意識の差があることがわかった。
(※1)

【せとうち.ラボ 第1回調査レポート】 「せとうち」とはどこか?何か?調査内容について
手法:WEBアンケート
対象者:18〜69歳、男女個人
①せとうち7県居住者(兵庫県,岡山県,広島県,山口県,徳島県,香川県,愛媛県)
②首都圏居住者(東京都,神奈川県,埼玉県,千葉県)
サンプル数:①計1,400s  各県200s
      ②800s
実施期間:2020年3月6日(金)〜3月8日(日)
(※2)
2020年10月30日  、せとうちDMOが主催する第7回「瀬戸内ミーティングfrom徳島」にて調査・研究発表を実施

【せとうち.ラボ概要】
「せとうち.ラボ」はせとうちDMOと株式会社中国四国博報堂が共同で設立したマーケティングシンクタンクプロジェクトです。瀬戸内海を取りまくひとかたまりの地域としての「せとうち地域」を研究の対象とし、ここに起こるヒト・モノ・コトの新しい動きをせとうち地域に生まれた「点=ドット」としてとらえ観測していくことにより、これからのせとうち地域の未来を考える組織や人々の参考となる情報を提供することを目的としています。
マーケティングシンクタンクとして調査研究を主な活動内容としますが、その知見成果を活用した共創活動にも取り組み、せとうち地域が持つ魅力と可能性を再発見する事業プロジェクトを目指します。
名称:せとうち.ラボ(せとうち どっと らぼ)
活動内容:瀬戸内海周辺地域の生活者意識や価値観の調査分析を行った
     オリジナル調査レポートの発行、同地域のトレンドに関する情報発信、
     各種共創活動 等
所長:木村 洋(きむら よう)
   株式会社瀬戸内ブランドコーポレーション マーケティングスペシャリスト
活動人数:9 名

リリースデータはこちら→http://ow.ly/zBm250CvkWk