株式会社光洋-ディスパース(代表取締役社長 高木孝昌)の、大人用紙おむつテープタイプ「ディスパース幅広テープ」が2019年度グッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会主催)を受賞しました。

 光洋-ディスパースは病院や老人介護施設などの排泄ケアのための業務用を中心とした大人用紙おむつ専業メーカーです。1973年の創業以来、現場の多様なニーズに合わせた製品開発で、多くの病院・施設等の介護のプロの方にご愛顧頂いております。
スタッフや介護現場に生まれるゆとりはよいケアにつながると考え、「ディスパース幅広テープ」は、初めておむつをあてる介護スタッフでも正しく使えるように、介護スタッフが明るく前向きな気持ちになれるようなデザインにしました。今回の受賞をはずみに販売拡大を図り、モノづくりへ更なるデザインの活用を積極的に推進し、ブランドイメージの向上に努めて参ります。


■受賞製品 ディスパース 幅広テープ 

1. 適正サイズが分かりやすいサイズガイド
テープのとめた位置がフロンタルターゲットの〇や□のモチーフの列の中にあれば、使用者の適正なサイズで、モチーフ列の内側や外側にテープがとまる場合はサイズ変更の必要があることがひと目でわかります。

2.左右のテープと位置が分かりやすいあて方ガイド
装着の際の左右バランス調整ガイドとして、サイズ毎にモチーフとなる図形を3~5列並べ、適正なとめ位置の把握が出来る機能と楽しさ、可愛らしさを両立しました。

3.正しい良いあて方が分かるサイドデザイン
オムツ外側のバックシートには、センターラインとともに、左右両端に淡く市松模様を入れ、からだに対して正しくまっすぐにあたっているかわかる様にしました。もし端部が内側に折りこまれたり、左右バランスが違う場合は模様が左右均等に見えないことで気が付くことができます。

■審査委員の評価コメント
着実に進む高齢化、長寿化の一方で、介護の現場は慢性的な人材不足をはじめ、取り組まなければならない問題が山積みになっている。介護製品を語るとき、被介護者と介護者という双方のユーザー視点が必要で、どちらも疎かにできないというのは、この分野ではもはや不文律だ。介護する側としては、「不慣れ」な状態はストレスがたまり、それは被介護者にも直に影響を及ぼしかねない。介護者の背中を押し、手をさしのべるような工夫を盛り込んだこの製品からは、現場の介護者に余裕を与え、被介護者の快適さや尊厳を保ち、互いの関係維持に一役買いたいという思いが伝わってくる。

■グッドデザイン賞受賞展「グッドデザインエキシビジョン2019」
会期:2019年10月31日(木)  ~11月4日(月)  
開催時間:11:00~20:00(最終日~18:00)
会場:東京ミッドタウン(東京都港区赤坂9-7-1


*報道関係の方のお問い合わせ* 
(株)光洋 経営企画室  山崎 TEL  
*購入・製品関係のお問い合わせ* 
(株)光洋-ディスパース 営業推進室 井手口・横濱 TEL