【プレスリリース】電子工作向けスティック型プログラミング教材の公開
2018年9月12日  
日野エレクトロニクス株式会社 (代表 高橋正剛)


2018年9月12日  、日野エレクトロニクス(株)(代表 高橋正剛)は電子工作で使えるスティック型のプログラミング教材をリリースした。
ブレッドボードに直接差し込むことが出来るスティック型の基板で、電子回路の実験がすぐにできる。
この基板は簡易BASIC言語が動作し、計算や制御だけでなく配線されたセンサー信号を受けたりLEDやブザーを制御することが出来る。
このスティック型の基板はブレッドボードのIC設置場所に挿せるように長細く作られており、ボード上の配線領域を広く確保できる。

特徴:
これまでのマイコン応用キットでは、プログラムが完成していないと、配線された回路がまったく動かない状態であった。
そして、動作確認の際も、配線が誤っているのか、プログラムが誤っているのか混乱する場面が多かった。
この簡易BASICでは、コマンドモードに対応しており、学習者に対話型の操作環境を提供できる。

この簡易BASICでは2つの動作モードを持っている。
・コマンドモード
・プログラム実行モード (電源ONで自動実行も可能)

このコマンドモードでは、1つのコマンドを打つと、そのコマンドをそのまま実行する。
そのため、ブレッドボード上で配線をした後に、センサーを読み込む命令を実行したり、周辺I/OのON-OFFを直接実行できる。
まったくプログラムを書かない状態で、自分の考えている動作をステップ バイ ステップで、1コマンドごとに実行可能。
プログラムを書く前に事前に回路動作を確認できるだけでなく、プログラム実行中に強制停止させてセンサーの様子を確認することも可能だ。

これまでのプログラミング教材は英語の操作画面であったり、意味不明の関数が多く使われており、学習を始めるまでの難易度が高かった。
今回の簡易BASICでは、インタプリタ型(逐次実行型)のため、事前の言語翻訳が不要で、そのため操作に特別な環境が不要となった。
また、命令コマンドが7個であるため小規模のマイコンとして、最初の1行目から最後の1行まで全て説明できる教材として使える。
電子工作の心臓部として活用するために、プログラムが計算するだけでなく、実際のセンサーやLEDなどを使った制御も可能となっている。
同時に、日野エレクトロニクスではセンサーも用意しており、明るさや温度や電圧を自動計測が出来ることによって理科や図工の教材としての活用も見込まれる。
商品は電子工作の部品として提供され、3千円から6千円の価格帯であるため一人1セットの教材として活用できる。

背景:
小中学校でプログラミング学習が開始されるが、授業では画面の中に閉じた場所での学習になってしまう。
そのため、プログラミングしたものが実際にLEDを点灯したり、明るさを検知したりする実際の電気製品との関連がイメージしにくい。
今回の製品はブレッドボードを活用した電子工作の教材として開発されており、電子部品を使った配線を行うと共に、プログラミングで制御できる体験を提供できる。


・スティック型TinyBasic組込マイコン[HPB]
 ブレッドボードのIC設置場所に挿せるようにスティック型の形状
 入力 10bit アナログ 5ch
 出力 8bit デジタル
 簡易BASIC(HPB)インタプリタが動作
 プログラムは書込後にメモリーに記録、電源無くても保持
 電源ON後に自動的に実行可能
 電子工作およびハンダ付けを行う環境が必要


社名 日野エレクトロニクス株式会社
代表 高橋正剛
事業内容 電子部品と電子部品セットの開発販売、電子基板の設計開発、電子キットを使った教育セミナー

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この件に対するお問い合せ
(開発者の名前)/日野エレクトロニクス株式会社
(住所)東京都日野市南平2-36-21
(問い合わせ):
(Web)https://www.hinoelectronics.com/
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