東日本大震災が起こって、「曳家岡本」は千葉県浦安市に招聘されました。液状化で沈下した住宅の復旧のためです。
「高知県の片田舎でひっそりと仕事していた自分たちが大都会で通用するのか?」「被災された方々の役にたちたいけどそれはどこまでなのか?」と心配しながら高速道路を北上しました。
あれから4年目の夏が来ました。
まだ浦安に拠点を残して全国区で活躍を継続させていただいています。
過去の南海大地震や伊勢湾台風などの多くの災害の中から生まれた高知で独自に発展した曳家技術は、支持を得られているようです。
テレビ「真相報道バンキシャ」「心ゆさぶれ!先輩rock you!」、雑誌「週刊女性」(人間ドキュメント)そして「週刊漫画times」連載の「解体屋ゲン」への実在のキャラクターとしての準レギュラー登場などでも採り上げられました。
そして震災以降に追加購入した工具のお蔭で、より建物を傷めず、精度の高い施工が出来るようなりました。
震災で浮かれることなく、弟子1人を連れて。規模によってはアルバイトを雇い、極めて少人数で目の届く工事をしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回、撮りためた画像を使って「古民家・寺社仏閣の沈下修正」の専門ページを創りました。
デザインだけの模様替えで無く、骨組みをしっかり直すことで生き返る建物のために、ぜひこの技術を多くの方々に知っていただければと存じます。
http://hikiyaokamoto.com/